ハロウィンは本来はカブを飾る、実はカボチャはアメリカ式。

この雑学では、ハロウィンにはカボチャではなくカブを飾っていたことと、その歴史について解説します。

雑学クイズ問題

ハロウィン発祥の国は?
A.アイルランド
B.アメリカ
C.イタリア
D.ニュージーランド

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ハロウィンは本来はカブを飾る、実はカボチャはアメリカ式。

ハロウィンは本来はカブを飾る、実はカボチャはアメリカ式。

ハロウィンの起源

近年では、日本にもかなり普及してきたハロウィンですが、日本では色々なコスプレをするお祭りとして楽しまれていますよね!
また、仮装した子供たちが色々な家をまわってお菓子をおねだりしたり、家をかぼちゃなどで飾り付けする家庭もあります。

そんなハロウィンですが、起源についてご存じでしょうか?
ハロウィンの起源は紀元前5世紀とかなり古く、歴史の深い行事だったのです!

ハロウィンはアイルランドに住んでいた古代ケルト民族のサムハイン祭りから始まったとされています。
サムハインとは死の神のことで、ハロウィンの日には、その年に死んだ人々が、あの世に行く前にとり憑く人間や動物を探しまわると考えられていました。

そこで人々は、自分たちが怪物などの格好をして、逆に死者を怖がらせようとしたのです。
現在は子供のためのイベントとなっていますが、当時は大人のためのイベントでした。

大人たちが真剣に変装をして、わざと大騒ぎをするような行事だったそうです。
そして、アイルランドにキリスト教が伝わったころにサムハイン祭りはキリスト教と融合して、万聖節の前夜祭、ハロウィンとなったのです。


カボチャではなくてカブ?

ハロウィンで一般的によく知られているカボチャのお化けはジャック・オー・ランタンですよね!
カボチャの中身をくりぬいて、中にろうそくを入れて提灯のように火を灯します。

しかし、アイルランドではなんと、ジャック・オー・ランタンはカボチャではなくカブでつくられていたのです!
そもそもジャック・オー・ランタンとはなんなのでしょうか?

ジャック・オー・ランタンとは

大酒のみのジャックという男が死にましたが、多くの罪を犯していたため、天国にいはいけなかったそうです。
更に、悪魔をだましたという事もあり、地獄にも行けませんでした。

そして、ジャックはカブをくりぬいた提灯を手に持って、この世を彷徨い歩いたそうです・・・
このお話が元となって、カブのジャック・オー・ランタンが生まれたわけですね!

カボチャで作られるようになったのはいつごろ?

ハロウィンは本来はカブを飾る、実はカボチャはアメリカ式。
それでは、いつからカボチャで作られるようになったのでしょうか?
それは、1840年代になってからでした。

この頃のアイルランドでは飢饉となっており、多くの人がアイルランドを離れてアメリカに移住していました。
そこで、ハロウィンの習慣をアメリカに広めましたが、当時のアメリカではカブが栽培されていなかったそうです。

そこで、たくさんあった大きなカボチャを使ってジャック・オー・ランタンを作りました。
カボチャの方が細工がしやすく、更に大きくて色鮮やかなため、見映えもいいものとなりました。

こうして、カボチャのお化けを世界中に広まり、ハロウィンに欠かせない存在となったのでした。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.アイルランド」でした!

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ジャック・オー・ランタンが元々カブだったとは意外でしたね!
来年のハロウィンはカブを使ってみるのはいかがでしょうか!

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まとめ

ハロウィンは紀元前5世紀ごろに、死者を驚かせる行事として、アイルランドで始まった。
やがて、キリスト教と融合して、10月31日に行われるようになった。
元々はカブでお化けを作っていたが、アメリカに移住した際に、カボチャのお化けとして広まった。
カボチャの方が細工がしやすく、更に、大きくて色鮮やかなため、見映えもいいものとなった。