野球雑学、昔は9回制ではなく21点先取制ルールだった。

この雑学では、野球が9回制ではなく21点先取制ルールだったことについて解説します。

雑学クイズ問題

野球が9回制になるきっかけとなった職業は?
A.料理人
B.審判
C.プロ野球選手
D.応援団

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

野球は昔、21点先取制ルールだった!?

野球雑学、昔は9回制ではなく21点先取制ルールだった。

野球の昔のルール

野球は9回終了時点で得点が上回っていたチームの勝ち。
普段から野球を見たり、実際に野球をしている人には当たり前のルールかもしれません。

しかし、実は野球というスポーツが誕生した当初は、現代のように回数制ではなく「21点先取した方が勝ち」というルールが採用されていたのです。
野球はそこまで頻繁に点数の入るスポーツではないので、21点選手のルールはかなり辛そうなルールですよね。

また、21点先取以外にも、現代のルールとは異なる部分が存在しています。
例えば、当時は「フォアボール」が存在しなかったため、ストライク以外はカウントされず、試合がかなり長引いたこともあったそうです。

21点先取、フォアボールが無い、これが影響して、1日をかけても決着がつかないこともありました。
そして、このルールのままでは困ると声をあげたのは、野球選手ではなく、なんと料理人だったのでした。


昔は試合の後に親睦会があった!?

なぜ野球に料理人が関係しているのかというと、当時の野球は試合終了後に相手のチームを食事に招いて、親睦を深め合うのが習慣になっていたからです。
現代では考えられませんが、それぞれのチームにはお抱えの料理人もいたそうです。

料理人は懇親会に向けて料理を作らなければなりませんが、21点先取ルールではいつ試合が終わるかわからないため、料理をどのタイミングで作り出せばいいのか困り果てていました。
思った以上に試合が長引いてしまえば、せっかく作った料理が冷めてしまいます。

また、いきなり大量得点して試合が終わってしまったとしても、咄嗟に大量の料理を作ることは不可能ですよね。
そして、この状態では美味しい料理を振舞うことができないと、最終的に料理人がクレームを入れたのです。

試合が時間制であったり、回数制であれば、ある程度試合終了時間を予測することが出来ますし、そこから逆算して料理を作り始めることが出来ます。
このように、現代の回数制ルールは、実は野球選手ではなく、料理人の都合を考えて考案されたものだったんですね。

なぜ9回で終わりとなったのか?

野球雑学、昔は9回制ではなく21点先取制ルールだった。
それでは、回数制が採用された際に「9回」となった理由について解説していきます。
「10」という数字ならかなりわかりやすいですが、「9」という数字はあまりにも中途半端ですよね。

「9回」が採用された理由は諸説ありますが、1つ目が「料理人の我慢できなかったから」という説です。
料理人が「あまりにも試合が長い!」と声を上げ始めたのが、たまたま9回だったという説ですね。

もう一つの説としては、当時のアメリカでは「12進法が使われていたから」です。
10進法では「10」の方が区切りが良く、「9」は区切りが悪いかもしれません。

しかし、12進法では3の倍数である「9」の方が区切りがいいと考えられていたのです。
日本人がルールを考えていれば、もしかすると「9回」ではなく、「10回」が採用されていたかもしれませんね。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.料理人」でした!

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9回がちょうどいい長さだから、ここまで親しまれて見やすいスポーツになったのかもしれませんね!

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まとめ

野球は昔21点先取ルールで行われており、試合後には親睦会が行われていた。
更に、当時のルールはかなり大雑把で、フォアボールが存在しなかった。
親睦会で料理を作る際に、終わるタイミングがわからず、料理を出しづらいことと料理人からクレームがあり9回制になった。
9回制になったきっかけは、料理人が声を上げたのが9回だった説と、12進法に沿って9回にした説と、2通りの説がある。