あまり知られていないジレンマの意味と語源とは!?

この雑学では、あまり知られていないジレンマの意味と語源について解説します。

雑学クイズ問題

ジレンマはギリシャ語でどういう意味?
A.苦しい思い悩み
B.激しい嫉妬
C.二重の問題
D.答えのない課題

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

あまり知られていないジレンマの意味と語源とは!?

あまり知られていないジレンマの意味と語源とは!?

ジレンマってどういう時に使う!?

たまに使う「ジレンマ」という言葉ですが、はっきりとした意味を説明するとなると、なかなか言葉にし辛いですよね?
皆さんはどのようなシチュエーションでジレンマという言葉を使うでしょうか?

考えても考えてもどうしようもなく答えが出せない時に、ジレンマを感じる、ジレンマを抱えている、などという言葉を使いますよね!
このように、あまりいい意味で使う言葉ではないということがわかりますね!

ニュアンスとしては「思い悩む」という意味で「ジレンマ」という言葉を使っていると思います。
しかし、この「ジレンマ」という言葉にもちゃんとした意味と語源があるのをご存じですか?

今回は、「ジレンマ」という言葉の語源と本来の意味について学んでいきましょう!


ジレンマの意味と語源

ジレンマの語源とはどこからきているのでしょうか?
実はジレンマはギリシャ語で「dilemma」と書き、「二重の問題」という意味があるのです!

「di」は「2つ」を意味していて、「lemma」は「仮設」「前提」を意味しています。
つまり、日本語でいうところの「板ばさみ状態」を表しています!

例えば、2つの選択肢AとBがあったとして、「Aを選べばBは出来なくなるし、Bを選べばAは出来なくなる・・・」といった状態をジレンマといいます。
簡単に言えば、2つ選択肢があった場合に、「あちらを立てれば、こちらが立たず」の状態ですね!

2つの選択肢があって悩むことをジレンマといいますが、3つの選択肢があった場合に悩むことを、トリレンマということもあるそうです。

ヤマアラシのジレンマ

あまり知られていないジレンマの意味と語源とは!?
ジレンマにまつわる有名なお話として、「ヤマアラシのジレンマ」があります。
ヤマアラシは背中にトゲが生えている動物です。

とある寒冷地に2匹のヤマアラシがいました。
お互いに体を寄せ合って体を暖めようとしますが、お互いのトゲが邪魔をして近づくことができません。

しかし、近づかなければ体を暖めることが出来ません。
このように、どちらを選んでも不都合が発生してしまうことから、「ヤマアラシのジレンマ」というジレンマを説明するお話があります。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.二重の問題」でした!

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まとめ

ジレンマはギリシャ語で「二重の問題」という意味がある。
日本語にすると「板ばさみ」という意味になる。
ジレンマは、2つの選択肢があった場合に、どちらを選んでも不都合が発生してしまい、悩むことを表している。
3つ以上の選択肢があった場合には、「トリレンマ」という言葉を使う。
ジレンマを説明する話として「ヤマアラシのジレンマ」がある。