釘を刺すとはどういう意味?語源由来や使い方も簡単に解説!

この雑学では「釘を刺す」という言葉の意味や語源由来、使い方などについてわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

「釘を刺す」とはどういう意味の慣用句?
A.檄を飛ばす
B.あらかじめ念を押しておく
C.激しく言い立てる
D.悪口を言う

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

釘を刺すとはどういう意味?語源由来や使い方も簡単に解説!

釘を刺すって少し過激な言い方?

日本語には様々な言葉や慣用句があって、同じ状況を表現するのにも多種多様な言い回しがありますよね。
そのため日本語は特に英語圏に住む外国人にとってはとても習得の難易度が高いものになっているんです。

実は日本人ですら慣用句やことわざといったものの意味を正しく理解できている人が少なく、テストなどでも満点を取ることはできないですよね。
そんな様々な慣用句の中に「釘を刺す」というものがあります。

使い方としては「○○さんに釘を刺しておいて!」といった使い方をしますが、釘を刺すってかなり物騒な慣用句ですよね。
もちろん物理的な意味で実際に釘を刺すわけではありませんが、どういう意味や使い方をするのが正しいのでしょうか?


「釘を刺す」という言葉の意味

それではさっそく「釘を刺す」という言葉の意味について解説していきます。
「釘を刺す」を辞書でひいてみたり、インターネットなどで調べたりすると、以下のような意味であることがわかります。

・あとで間違いが起きないように警告する
・言い逃れなどが出来ないように先に注意をしておく
・あらかじめ念を押しておく

このように「釘を刺す」とは物騒な意味合いの言葉ではなく、あらかじめ注意喚起を行っておくような意味であることがわかります。
そのため使い方としては「勉強をサボらないように釘を刺しておいた」などという使い方が正しいですね。

上記の場合は「勉強をサボらないようにあらかじめ念を押した」と同じ意味合いになります。
しかし、同じことを言うときにも本当に多種多様な言い回しが出来るのが日本語の面白いところです。

「釘を刺す」という言葉の語源由来

続いては「釘を刺す」という言葉の語源由来について解説していきます。
そもそもなぜ「釘を刺す」のような慣用句が誕生したのかというと、時代は鎌倉時代まで遡ることになります。

日本人は古くから木造建築で建物を建てていて、現在でも歴史ある木造建築物がたくさん残っていますよね。
鎌倉時代の頃までは木造建築を行う際には、木材同士を上手く組み合わせたりはめ込んだりする建築方法を用いていました。

しかし、鎌倉時代の途中から建築物の強度を上げる意味合いから念のために釘を打ち込むようになったそうです。
以上のことが由来となって「釘を刺す」という事が転じて「あらかじめ念を押す」といった意味で使われるようになったのでした。

具体的にいつから使われている慣用句かははっきりしていませんが、江戸時代の頃には既に「念を押す」という意味合いで使われていたそうです。
以上が「釘を刺す」の意味や語源由来・使い方についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.あらかじめ念を押しておく」でした!

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まとめ

釘を刺すとは「あらかじめ念を押しておく」「あとで間違いが起きないように警告する」「言い逃れなどが出来ないように先に注意をしておく」という意味の慣用句である。
使い方としては「勉強をサボらないように釘を刺す」といった使い方が正しい使い方である。
釘を刺すの由来は、鎌倉時代の木造建築から念のために釘を刺すようになったことが由来となっている。
江戸時代には既に念を押しておくといった意味合いの慣用句として使われていたとされている。