トキシラズ(時鮭)の意味と由来・語源とは?時期はいつごろ?

この雑学ではトキシラズ(時鮭)の意味や由来・語源について、いつの時期に出回るのかをわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

サーモンのネタであるトキシラズの名前の由来は?
A.とても長生きするから
B.旬以外で時期を知らずに獲れるから
C.時期を選ばず色々な場所で泳いでいるから
D.時間を忘れるほど美味しいから

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

トキシラズ(時鮭)の意味と由来・語源とは?時期はいつごろ?

お寿司の定番ネタのサーモン

日本人のソウルフードであるお寿司ですが、皆さんはどの寿司ネタが好きでしょうか?
日本人に聞いた好きな寿司ネタランキングでは、やはり定番のマグロやサーモン、そして意外にもイクラが上位を占めるそうです。

魚は一年中獲れないネタもあるため、その時期にしか出回らない寿司ネタや、その時期が旬のネタを楽しめるのも寿司の楽しみの一つですよね。
そんなとある時期にしか出回らない寿司ネタに「トキシラズ(時鮭)」という寿司ネタがあります。

漢字で「時鮭」と書く事からサーモンの一種であることはわかりますが、普通のサーモンとは何が違うのでしょうか?
トキシラズの名前の意味や由来・語源、時期はいつごろになるのか、とても気になりますよね。


トキシラズの意味・由来・語源について

それではさっそくトキシラズの意味や由来・語源について解説していきます。
そもそも皆さんは一般的な鮭の旬はいつごろなのかを知っていますか?

日本で食べられている一般的な鮭の種類は「白鮭」と呼ばれていて、サンマと並んで9~11月にかけて秋の味覚として知られています。
しかし、実はトキシラズについては4~7月などの春夏に獲れる鮭のことなんです。

通常は秋に産卵を終えて戻ってきた鮭を獲るのですが、トキシラズは春夏に獲れることから「時期を知らずに獲れる魚」という事が名前の由来となっています。
そのため、寿司屋にトキシラズ(時鮭)が出回る時期も春から夏にかけてとなります。

つまり、普段食べている白鮭と種類は一緒ですが、獲れる時期によって名前が変わっているだけなんですね。
トキシラズというと別の種類の鮭だと思っている人も多いようなので、知っていると通だと思われるかもしれません。

旬じゃないのに食べて美味しいの?

普通の鮭の旬は秋に訪れるため、当然ですが寿司屋に出回るサーモンの品質もよくなります。
そのため、そもそも鮭の旬の時期の外れたトキシラズって美味しいの?と疑問に思うかもしれません。

トキシラズは成熟した秋鮭と比べると、より多くの脂肪を含んでいてるのが特徴です。
脂の乗り方が一般的な秋鮭と比べても段違いであり、そのためとてもジューシーでネタもとろけるように柔らかくなっています。

醤油を浸けた際にもその脂が溶けだして、醤油に玉のような油が浮くぐらいには脂がのっています。
たくさん食べると胸やけをしてしまうかもしれませんが、その柔らかさと脂の乗ったジューシーな味わいに病みつきになってしまう人も多いようです。

また、春~夏の時期にしか出回らないことから最近では人気が高く、価格が通常のサーモンより高めですが売り切れてしまうこともあるそうです。
さっぱりとしてコリコリとした食感のサーモンも美味しいですが、トキシラズの時期にはぜひトキシラズを注文して味わってみてくださいね。

以上がトキシラズ(時鮭)の意味・由来・語源、また時期がいつごろなのかについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.旬以外で時期を知らずに獲れるから」でした!

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まとめ

トキシラズ(時鮭)は一般的に食べられている白鮭と同じ品種の鮭である。
通常の鮭の旬は秋に迎えるが、トキシラズは4月~7月の春夏に獲れることが由来で「時期を知らずに獲れる魚」という意味でトキシラズ(時鮭)と呼ばれるようになった。
通常のサーモンと比べると脂が豊富に乗っていて、身が柔らかいという特徴がある。
特定の時期にしか獲れないことからサーモンの中でも高級品であり、価格は通常よりも高く設定されている。