恵方巻きの由来や喋っちゃいけない理由、2019年の方角について

この雑学では節分に恵方巻きを食べるようになった由来黙って食べる意味2019年の方角について解説します。

雑学クイズ問題

恵方巻きをを食べる時のルールで間違えているものは?
A.願い事を思い浮かべる
B.無言で食べ切る
C.食べやすいサイズに切り分ける
D.お肉を食材に使う

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

恵方巻きの由来や喋っちゃいけない理由、2019年の方角について

節分の定番となった恵方巻き

節分といえば豆まきというイメージがありますが、最近では恵方巻きを食べるのが定着してきましたよね。
コンビニ各社やスーパーやデパートなどでも恵方巻きの予約を行っていますし、デザートの恵方巻きまで登場しました。

筆者も典型的な日本人でイベントが大好きですし、海鮮も大好きなので毎年恵方巻きを食べるのが楽しみにしています。
しかし、恵方巻きには「決まった方角を向いて食べる」や「黙って食べ続ける」など謎なルールがありますよね。

皆さんはそうした恵方巻きを食べる時にルールの意味や由来について知っていましたか?
今回はそうした疑問から恵方巻きの様々なルールの意味や、そもそも節分に恵方巻きを食べるようになった由来などについて調べてみました。


恵方巻きの意味とは?

それではさっそく「恵方巻き」の意味について解説していきます。
そもそも恵方巻きの「恵方」とは、その年の干支によって決められる縁起の良いとされる方角のことなんです。

恵方には「歳徳神(としとくじん)」と呼ばれる神さまがいると信じられていて、その神様に向けてお願いごとをしながら食べることから「恵方巻き」と呼ばれるようになりました。
なんとなく恵方巻きを美味しく食べている人もいるかもしれませんが、きちんと目を閉じて恵方を向いて願い事を頭に思い浮かべながら食べることがポイントです。

恵方巻きは通常の太巻きと違って切り分けられておらず、丸ごと一本そのまま食べることから「丸かぶり寿司」とも呼ばれています。
ちなみに2019年の恵方は東北東となっていて、今はスマホのアプリなどで簡単に方角を調べることが出来ますのでぜひ恵方を意識して恵方巻きを食べてくださいね。

なんで黙って丸ごと一本食べるの?

先ほど説明しましたが、恵方巻きは切り分けてはならず、一本丸ごと黙って食べなくてはいけないという謎のルールがあります。
もちろんこのルールにもちゃんとした理由があります。

まずは切り分けず一本そのまま食べきる理由ですが、恵方巻きを切り分けてしまうと、神様との縁まで切れてしまうからなんです。
そのまま食べきることで神様との良縁が結ばれて、願い事が叶うとされています。

また、無言で食べなくてはいけない理由は、食べている時に話してしまうと福が逃げてしまうからだとされています。
基本的に神事が行われる際は無言で行いますし、そうした神聖な儀式に則って恵方巻きも無言で食べるという風習になったのかもしれませんね。

恵方巻きの正式な7種類の食材

筆者の浅知恵では恵方巻きは自分の大好きな食材を入れて食べればよいものだと考えていました。
現に恵方巻きは海鮮が主流となっていて、ほかにもお肉が挟まっているものなど様々な種類のものが存在しています。

しかし、正式には恵方巻きに使われる食材は7種類までと決まっているんです。
自分の好きなものをとにかくぎっしりと詰め込んで立派な恵方巻きを作ればよいというわけではないんですね。

なぜ7種類までなのかというと、7種類の食材は七福神に見立てられているからなんです。
食材に特に制限はないですが、基本的には「卵焼き」「穴子」「きゅうり」「かんぴょう」「でんぶ」「高野豆腐」「しいたけ」がオーソドックスな食材のようです。

恵方巻きの由来とは?

それでは節分に恵方巻きを食べるようになったのはいつごろからで何が由来だったのでしょうか。
実は恵方巻きの由来についてははっきりとはわかっていないそうです。

大正時代には存在?

恵方巻きのようなものを食べる風習はすでに大正時代には存在していたとされています。
大正時代の大阪の花街では、お新香の入った巻物を恵方を向いて食べることによって縁起を担いでいたとされていて、これが現在の恵方巻きの原型となったという説です。

寿司の販促のため?

昭和7年に大阪鮓商組合後援会が寿司の販促活動のためにチラシを配ったのが最初だったという説です。
配られたチラシには「節分に恵方を向いて海苔巻きを食べれば幸せに恵まれる、と花柳界で持て囃されていました。巻き寿司を丸かぶりすると、その年の幸せを逃がさないように」と書いてあったそうです。

そのころにはあまり恵方巻きが定着せず、その後戦争ですっかりと恵方巻きの文化が無くなってしまいました。
その後、昭和24年に改めて大阪鮓商組合後援会が恵方巻きを復活させ、それが現在の恵方巻きの原型だとされています。

海苔問屋のチラシで広まった説

昭和48年に大阪海苔問屋協同組がチラシを配ったことがきっかけで広まったとされる説です。
そのチラシには「昔から節分の夜には恵方に向かって、家族で巻き寿司を食べると幸せが回って来ると言われています」と書かれていて、これが恵方巻きの原型となったとされています。

巻きずしの早食い大会がきっかけ

昭和52年に大阪の道頓堀で開催された「海苔祭り」と呼ばれる巻きずしの早食い大会がきっかけで恵方巻きが流行したという説です。
その早食い大会で使用されたのが恵方巻きだったそうで、その時に多くの人に恵方巻きが認知されて広まったとされています。

恵方巻きと名付けたのはセブンイレブン?

説明した通り、恵方巻きの由来となったものは過去にはたくさんあったそうです。
しかし「恵方巻き」という商品名で売り出したのはコンビニの最大手であるセブンイレブンが初めてだとされています。

平成元年に広島県のセブンイレブンで「恵方巻き」という商品名で販売されたことがきっかけで、1998年には全国のセブンイレブンで販売が始まりました。
それではコンビニで初めて恵方巻きの販売を行ったのがセブンイレブンであったのかというと、そうではありません。

実はファミリーマートが昭和58年に節分の巻きずしの販売をすでに行っていました。
しかし、その時には「恵方巻き」という商品名は一般的なものではなく「丸かぶり寿司」という商品名で販売していたそうです。

実は花魁遊びが由来という説

あまり知りたくはありませんでしたが「花魁遊び」が由来となって恵方巻きが誕生したという説もあります。
その昔、遊郭では花魁に太巻きを食べさせて、その様を男性器を頬張っているさまに見立てて遊ぶ花魁遊びがありました。

このお話を聞くと女性の方や子供に恵方巻きを食べさせるのに少し抵抗を感じてしまうかもしれませんね。
しかし、あくまで恵方巻きはその花魁遊びをヒントにして、商家がイベントとして恵方巻きを食べる風習を作ったので、決して卑猥なものではありません。

もともと恵方巻きには様々な説が存在していますが、その人の願い事をかなえたり、商売繁盛や無病息災を願うというものがおおもとの考えになっています。
今まで節分に家族で恵方巻きを食べていたという人もこれからも安心して恵方巻きを味わってくださいね。

以上が恵方巻きの由来や一本丸ごと無言で食べる理由についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.食べやすいサイズに切り分ける」でした!

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まとめ

恵方巻きの恵方とは干支によって決められる縁起が良いとされる方角で、恵方には「歳徳神(としとくじん)」がいると考えられている。
切り分けてはいけないのは縁が切れてしまうからであり、喋ってはいけない理由は喋ると福が逃げてしまうからだとされている。
恵方巻きは願い事を思い浮かべながら食べるとその願いが叶うとされている。
使われる食材の数は七福神にちなんで7種類だとされていて、食材に制限はない。
恵方巻きの由来は諸説あるが、「恵方巻き」という商品名を全国区にしたのはセブンイレブンである。

コメント

  1. JohnDoe より:

    いつも拝見しております
    一番上の写真は”キンパ”じゃないですか
    胡麻をふった巻きずしって見たことがないのですが?