節分の豆まきで年齢の数だけ豆を食べる意味や理由とは?

この雑学では節分の豆まきの時に、なぜ年齢の数だけ豆を食べるのかについて解説していきます。

雑学クイズ問題

節分でまかれる豆の名称はどれ?
A.春豆
B.節豆
C.鬼豆
D.福豆

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

節分の豆まきで年齢の数だけ豆を食べる意味や理由とは?

節分に豆を食べる風習

節分で豆まきをした後には豆を拾って無病息災を願って食べるのが節分の風習となっています。
昔から豆まきの後には年齢の数だけ豆を食べるものと言われていますが、皆さんはその理由について知っていましたか?

年齢の数だけ食べるという人もいれば、年齢の数よりも1つだけ多く食べるなんていう人もいます。
このように巷には様々な説が流れているように、節分の風習はぼんやりとしか覚えられていないものです。

また、そもそも80歳を迎えた人が年齢の数だけ豆を食べなきゃいけないのも拷問のようなものですよね。
年齢の数だけ豆が食べれない人や、そもそも豆が嫌いで食べたくない人向けに、節分に無病息災を願うほかの方法についても解説します。


節分に年齢の数だけ豆を食べる理由とは?

それではさっそく節分に年齢の数だけ豆を食べる理由について解説していきます。
節分で使われる豆は邪気を払うために炒られていることから「福豆」と呼ばれています。

この「福豆」を年齢の数と同じだけ食べることによって、「年齢と同じ数の福を身体に取り入れる」ということが理由になっています。
年齢の数だけ福豆を食べるのももちろん間違ってはいませんが、基本的には「数え年」の数だけ福豆を食べるのが本来の風習のようです。

数え年とは?

数え年とはその年に誕生日を迎えた時の年齢のことです。
もしも節分までに誕生日を迎えていた場合は年の数だけ福豆を食べて、節分以降が誕生日の場合は「現在の年齢の数+1」の福豆を食べます。

なぜ数え年で食べる福豆の数が決まるのかというと、旧暦では節分が大みそかにあたり、翌日の立春から新年が始まっていたからなんです。
新年を迎えるのにあたって、その年の無病息災と福が呼び込めるように数え年の分だけ福豆を食べていたわけですね。

豆が食べられない人は福茶

年齢的に数え年分の豆を食べられない人や、そもそも豆を食べるのが苦手という人は「福茶」を飲んで福を呼び込みましょう。
「福茶」とは縁起が良いお茶だとされていて、豆や昆布、梅などで淹れたお茶のことです。

それぞれに意味があり、福豆には「まめに暮らす」「まめに働く」といった意味が込められていて、昆布も同様に「喜ぶ」という語呂合わせが由来となっています。
また、梅干しは松竹梅の一つとして縁起がよく、殺菌作用があることから毒消しの意味で無病息災の意味が込められています。

福茶は豆まきに使われた福豆を3粒、昆布や塩昆布を適量、そして梅干しを一粒用意します。
あとは200cc程度のお湯を用意して材料に注ぐだけで完成となります。

味の好みに差があるかと思いますので、お湯や昆布の量などは各自で調整してみてください。
豆が食べられないという人はこの福茶を飲んで、福豆からパワーをもらってくださいね。

以上が節分の豆まきのときに年齢の数だけ豆を食べる意味や理由と、豆が食べられない人が福を得る方法についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.福豆」でした!

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まとめ

節分でまかれた豆を年齢の数だけ食べる理由は「年齢と同じ数の福を身体に取り入れるため」である。
基本的にはその年の誕生日で迎える年齢、いわゆる「数え年」の数だけ豆を食べるのが本来の風習である。
旧暦では節分が大みそかにあたり、翌日の立春から新年だとされていたため、無病息災と福を呼び込む意味合いで豆が食べられるようになった。
数え年の分だけ豆を食べられなかったり、豆が嫌いで食べられない場合は福豆を使った「福茶」を飲むとよい。