だるまの意味や由来、実は色や目を書くのに理由がある。

この雑学ではだるまの意味や由来、目を書く理由についてやだるまの色について解説します。

雑学クイズ問題

だるまの正しい目の書き方はどれ?
A.願いが叶ったら右目を書く
B.願いを込めて右目を書く
C.願いを込めて左目を書く
D.願いを込めて両目を書く

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

だるまの意味や由来、実は色や目を書くのに理由がある。

あまり知られていない雑学

日本には様々な縁起物が存在していますが、その中でも有名なものにだるまがありますよね。
願い事をする時などにだるまの目を書きますが、そもそもなぜだるまに目を入れるのがその理由についてご存じですか?

また、手足のついていないかなり独特な見た目をしていますが、なぜだるまがこのような形をしているのか知っていますか?
実はだるまがこのような形をしているのにも、目を入れてお願いをするのにもちゃんとした理由があるのです。

更に、だるまの色といえば赤のイメージがあるかもしれませんが、実は赤色以外のだるまも存在しそれぞれに意味があります。
今回はだるまにまつわるあまり知られていないだるまにまつわる雑学をわかりやすく紹介していきます。


だるまの意味や由来とは?

まずはだるまの意味や由来についてです。
「七転八起」という言葉がありますが、日本では古来より何度倒しても起き上がる「起き上がりこぼし」が縁起の良い置物だとされていました。

そして、だるまもその形状から起き上がりこぼしのように何度でも起き上がる縁起の良いものだと考えられるようになりました。
だるまは無病息災や家内安全、その他の色々な祈願をする縁起物であり「七転八起」の意味が込められているということですね。

手足の生えていない形状についてはインドで生まれた「達磨大使(だるまたいし)」が由来だとされています。
達磨大使は9年間壁に向かって座禅をし続けるという厳しい修行の末、手足が腐ってしまい手足を失っていました。

この達磨大使の逸話がモデルとなって、だるまには手足が生えていないのです。

だるまの色にも意味がある

だるまといえば真っ赤な色をしていますが、実はあの赤色についても意味があります。
日本では古来より赤色には魔除けの効果があると考えられています。

赤色は火や血の色と同じであることから、様々な病気や災いを防ぐ効果があると考えていたんですね。
神社の鳥居などもそうですが、神聖なものなどには赤色を用いることが多かったそうです。

また、上州だるまと呼ばれるだるまには赤色を含めて15種類もの色のだるまがあります。
それぞれの色のだるまにはそれぞれの意味が込められているそうなので、気になったら調べてみてください。

だるまに目を書く理由

だるまは買った時点では目が書かれていない状態となっていて、願いを込める際に目を書きますよね。
これを「開眼(かいげん)」と呼び、願いを込める場合には右目から書くのが習わしとなっています。

そして、願いが叶った場合には願いを叶えてくれただるまに感謝を込めながら左目を書き込むのが正式な習わしです。
だるまに左目を書き込んだら神社へと持っていき、供養までしてもらえば更に完璧です。

以上がだるまの意味や由来、目を書く理由についてやだるまの色についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.願いを込めて右目を書く」でした!

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まとめ

だるまは起き上がりこぼしに倣って何度転んでも立ち上がるという意味合いから縁起物だとされている。
元々はインドの達磨大使が由来となっていて、達磨大使が9年間座禅を組んだ結果、手足が腐って無くなったことからだるまには手足が生えていない。
だるまの赤色は、日本では古来より赤色が神聖な色であり、魔除けの意味があることが由来となっている。
だるまは願いを込めながら右目を書き、願いが叶ったら感謝をこめて左目を書き込むのが正式な習わしである。