炭酸のペットボトルの形が流線型となっていて、底が浮いている理由。

この雑学では炭酸のペットボトルの形が流線型となっていたり、底が浮いている理由について解説します。

雑学クイズ問題

炭酸のペットボトルが丸みをおびている理由は?
A.効率良く冷やすため
B.ペットボトルの変形を防ぐため
C.炭酸が抜けてしまうのを防ぐため
D.持ち運びやすくするため

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

炭酸のペットボトルの形が流線型となっていて、底が浮いている理由。

様々なペットボトルの形

皆さんは普段からコンビニやスーパーでペットボトルの飲料水を買ったりしていますか?
ペットボトルといってもサイズによって色々な形状をしたものがあり、注がれているものによっても形状が違ってきますよね。

様々な形状のものが存在するペットボトルですが、特に炭酸飲料のペットボトルはかなり独特な形をしています。
他のペットボトルが角ばったりしているのに対して、流線型をしていて丸みをおびているのです。

また、ペットボトルの底についても丸みをおびた突起が5本あり、炭酸飲料だけ特殊な形をしていますよね。
もちろんこれらの独特な形状をしているのにもちゃんとした理由があるのです。


炭酸のペットボトルの形状の意味

それではさっそく炭酸飲料のペットボトルの形状の意味について解説していきます。
炭酸飲料を詰めるのに用いられているペットボトルは「耐圧用ペットボトル」と呼ばれています。

ペットボトル全体が丸みをおぼているのは炭酸ガスによる内圧に耐えるためであり、ペットボトルが変形してしまうのを防ぐ役割があります。
また、他のペットボトルに比べて厚めで堅く作られているのも同様の理由です。

底も丸みをおびた足が5本ついている形状をしていますが、これは花びらのような見た目であることから「ぺタロイド」と呼ばれています。

これについても炭酸ガスからの内圧に耐えながらも、ペットボトルが自立できるように工夫を加えた結果、この形になったそうです。

その他のペットボトル

続いて炭酸飲料以外の用途で使われているペットボトルについて紹介していきます。

耐熱用ペットボトル

耐熱用ペットボトルは主にお茶たスポーツドリンク、果汁飲料などのジュースに利用されるペットボトルです。
角ばった形をしているものが多く、特徴的なのは胴の部分に凸凹がついていることですよね。

また、キャップの部分も白色になっていますが、これらはペットボトルに熱したお茶やジュースなどを注いだ時に、変形するのを防ぐためなんです。
更に、ペットボトル内で熱したお茶たジュースが冷めた時に、ペットボトル内の圧が変わって変形するのも防いでいます。

仮にペットボトル内の圧の変化によってペットボトルの凸凹がへこんでしまったとしても、開栓に凸凹が元に戻る仕組みとなっています。
ジュースやスポーツドリンクに耐熱用ペットボトルが採用されているのは、高温で殺菌した後、そのままペットボトルに注がれて保存されるからなんですね。

無菌充填用ペットボトル

続いて無菌充填用ペットボトルについてです。
無菌充填用ペットボトルはいろはすやお茶、ミルク入り紅茶飲料などに利用されているペットボトルです。

薄く柔らかく作られていることからとても軽いことが特徴であり、軽量化することによって資源を節約することを目的としています。
無菌充填用ペットボトルに注がれるものは常温の状態であり、更に炭酸ガスも入っていないことから、そこまで強度は求められていないということですね。

以上が炭酸のペットボトルの形が流線型となっていたり、底が浮いている理由、その他のペットボトルについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.ペットボトルの変形を防ぐため」でした!

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まとめ

炭酸のペットボトルは耐圧用ペットボトルと呼ばれ、炭酸ガスなどの内圧によりペットボトルが変形しないように丸みをおびている。
また、耐圧用ペットボトルの足が丸みをおびているのも、変形を防ぎつつ自立できるように工夫された結果である。
耐熱用ペットボトルの胴の凸凹は、高温殺菌されたお茶やジュースが注がれた時に、ペットボトルが変形するのを防いでいる。
無菌充填用ペットボトルは薄く柔らかく作られており、軽量化することによって資源を節約することが目的となっている。