トリックオアトリートの意味や由来、返事の仕方について解説。

この雑学ではトリックオアトリートという言葉の意味や由来、返事の仕方などについて解説します。

雑学クイズ問題

トリックオアトリートを広めたのは誰?
A.教師
B.警察官
C.神父
D.子供たち

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

トリックオアトリートの意味や由来、返事の仕方について解説。

ハロウィンのトリックオアトリート意味とは?

1990年代まではあまり注目されていなかったハロウィンですが、2000年代になると一気に注目が高まって広まっていきましたよね。
これは2000年に東京ディズニーランドで初めてハロウィンイベントが行われたことがきっかけだとされています。

クリスマスでは「メリークリスマス!」という挨拶がありますが、ハロウィンでは「トリックオアトリート」という言葉を良く耳にしますよね。
この「トリックオアトリート」とは、お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ!という意味の言葉になります。

日本では大人が中心となって仮装を楽しむイベントとなっていますが、本来ハロウィンは子供たちが仮装をして練り歩くイベントなんですね。
外国では、お化けなどの仮装をした子供たちが色々な家を訪問し、「トリックオアトリート!」といってお菓子をおねだりするそうです。


トリックオアトリートの由来

続いて「トリックオアトリート」の由来について解説していきます。
トリックオアトリートと言ってお菓子を貰うようになった由来は、9世紀のヨーロッパで行われていた「ソウリング」という儀式が由来だとされています。

ハロウィンから2日後の11月2日は、キリスト教では「死者の日」となっていて、この日に成仏できていない霊のためにソウリングという儀式を行っていました。
ソウリングはクリスチャンがソウルケーキを乞いながら村を渡り歩く儀式だったのですが、これがお菓子をおねだりして子供たちが練り歩く原型となったのです。

クリスチャンはソウルケーキを貰う代わりに、その家で亡くなった家族に祈りを捧げ、天国へと導くことを約束していました。
魂を供養して天国へと導くためのケーキであることから「魂のケーキ=ソウルケーキ」と呼ばれたそうです。

トリックオアトリートは略語

ちなみに「トリックオアトリート(trick or treat)」とは「Treat me or I will trick you」が省略されたものだとされています。
日本語にすると「私をtreatしなければ、あなたをtrickするぞ」という意味になり、「お菓子をくれなきゃお菓子をくるぞ!」という慣用句として使われるようになりました。

トリックオアトリートの返事の仕方

続いてはトリックオアトリートと言われた時の返事の仕方についてです。
トリックオアトリート!と子供に声をかけられたら「ハッピーハロウィン!」と返事をするのがハロウィンの定番です。

そのままの意味ですが「楽しいハロウィンを!」という意味になりますね。
本来「トリックオアトリート」は、1900年頃に「トリックオアトリート!とおねだりすると大人はお菓子をくれる」という噂が子供たちの間で広がり定番となったとされています。

子供たちが笑顔で楽しいハロウィンを過ごせるように、大人も節度をもって子供たちを優先してハロウィンを楽しく過ごしましょう。
以上がトリックオアトリートという言葉の意味や由来、返事の仕方などについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.子供たち」でした!

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まとめ

トリックオアトリートとは「お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ」という意味である。
元々はクリスチャンが成仏出来ていない霊を天国へと導くために、村を練り歩く風習だったものが原型となった。
1900年頃には子供たちの間で「トリックオアトリート!」とおねだりするとお菓子をくれるという噂が広まり、現在のようにお菓子をおねだりする時に使われるようになった。
トリックオアトリートの返事には「ハッピーハロウィン」と応えるのが定番である。