お金を無心するという言葉の意味とは?語源や由来、使い方について解説。

この雑学では「お金を無心する」という言葉の意味や語源、由来について解説します。

雑学クイズ問題

「無心する」の「無心」はどういう意味?
A.無邪気
B.ぼーっとしている
C.思慮にかけること
D.風情がないこと

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

お金を無心するという言葉の意味とは?語源や由来、使い方について解説。

日本語は難しい

実は日本語の習得難易度はとても高く、英語圏に住む外国人にとっては習得が最も難しいカテゴリに入るのが日本語だとされています。
日本人ですらあまり日常的に使われない日本語については、意味を覚えていなかったりするため納得できますよね。

日常会話ではあまり使われませんが、テレビなどで「お金を無心する」という言葉を耳にしたことがありませんか?
この「無心する」という言葉の意味については、語源や由来も含めてあまり知られていない言葉の一つなんですよね。

「無心」という言葉だけだと、「無邪気」や「夢中で」といった意味がありますが、「無心する」という動詞になるとなんと意味が変わる不思議な言葉なんです。
今回はそんな「お金を無心する」という難しい日本語の意味を由来や語源、使い方も含めてわかりやすく解説していきます。


お金を無心するの意味や使い方とは?

それではさっそく「お金を無心する」という言葉の意味を解説していきます。
「お金を無心する」という言葉の意味について辞書などで調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。

・無遠慮で金銭をねだり得ようとすること
・思慮なくお金をせびること

このように「お金を無心する」とは、あまり良い意味の言葉ではないことがわかりますよね。
「無心する」という言葉自体には「金銭をねだる」以外にも「物品をねだる」という意味も含まれています。

使い方としては自分の親に対して金銭をねだる行為を指して「無心する」という言葉を使うことが多いようです。
ただし、金銭をねだるという意味になるのは「無心する」という動詞になった時だけです。

「無心」という言葉を単体で使う時には、「無邪気」「意思や感情の動きがないこと」など別な意味であることが多いです。

お金を無心するの語源や由来とは?

続いて「お金を無心する」という言葉の語源や由来について解説していきます。
諸説ありますが、この言葉の発祥はとても古く、日本がまだ室町時代だった頃から使われている言葉だとされています。

「無心」という言葉は「心配りが無いこと」が語源由来となっており、これが転じて「思慮にかけること」という意味になりました。
そのため、「無心する」といえば、相手の事など考えずに金銭や物品をねだるなど、思慮にかける行動を指すようになりました。

理解してしまえば「お金を無心する」という日本語もそこまで難しくないように思えてきますよね。
以上が「お金を無心する」という言葉の意味や語源、由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.思慮にかけること」でした!

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まとめ

「お金を無心する」という言葉の意味は「無遠慮で金銭をねだり得ようとすること」「思慮なくお金をせびること」である。
「無心する」という動詞になると金銭や物品をねだる意味の言葉となるが、無心という言葉自体には「無邪気」など別の意味がある。
使い方としては主に親に対して金銭をねだることを「無心する」と表現することが多い。
室町時代から使われている言葉で「心配りが無いこと」という意味が転じて、「思慮にかけること」という意味に変化していった。