くだを巻くの意味や語源由来とは?使い方も簡単に解説。

この雑学では「くだを巻く」という言葉の意味や語源由来、使い方について解説します。

雑学クイズ問題

くだを巻くとはどういう意味の言葉?
A.言葉を詰まらせて押し黙ること
B.とりとめのないことをぐずぐず言うこと
C.相手を威圧して黙らせること
D.突拍子もなく大きい声を出すこと

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

くだを巻くの意味や語源由来とは?使い方も簡単に解説。

あまり知られていない慣用句

皆さんもおそらくはほとんどの日本語の意味は理解しているかと思いますが、全ての日本語の意味がわかるという人は少ないですよね。
また、その日本語の語源や由来までも知っているかと問われると、おそらくほとんどの人がそこまでは理解していないのではないでしょうか。

日本語にはいわゆる「慣用句」と呼ばれる習慣的に長く使われてきたひとまとまりの言葉、または独特な言い回しがあります。
単語一つ一つの意味はわかっても慣用句のように、他の単語と組み合わせると全く違う意味になるものなどは特に難しいですよね。

今回紹介する「くだを巻く」という慣用句ですがは、小説などに登場する表現ではありますが意外と意味の知られていない慣用句なのです。
「くだを巻く」とはいったいどういう意味なのか、語源や由来はどのようになっているのか、わかりやすく解説していきます。


くだを巻くのの意味とは?

それではさっそく「くだを巻く」という言葉の意味について解説していきます。
「くだを巻く」という言葉について辞書などで調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。

・とりとめのないことをしつこく言う
・訳のわからない話をぐずぐずと言う

例えば飲み会に行った時などに、お酒などが入ってずっと訳のわからないことや、不平不満をずっと漏らしていることを「くだを巻く」というんですね。
そのため「くだを巻く」という言葉の使い方としては「あの人はお酒が入るとくだを巻く癖がある」といった使い方が挙げられます。

主にお酒が入った時に使う言葉ですが、もちろんお酒が入っていなくてもいつまでぐずぐずとしつこく話続けることに対しても「くだを巻く」に該当します。

くだを巻くの語源由来とは?

続いて「くだを巻く」という言葉の語源や由来について解説していきます。
「くだを巻く」の「くだ」は漢字で書くと「管」となり、これは機織り機で糸を紡ぐ時に、糸を巻き取るために使う軸の事なんですね。

そして、実際に駆動させて糸を巻き取りはじめると、いつまでもぶうぶうと音を鳴らし続けます。
このいつまでもぶうぶうと音を鳴らし続ける様が語源由来となって、ぐずぐずと話続けることを「くだを巻く」というようになったのです。

ちなみに不平不満を撒くということから、漢字で「くだを撒く」と書く人がいますが、これは間違いです。
語源由来からもわかるように機織り機が由来となっているため「くだを巻く」が正解だと覚えておきましょう。

以上が「くだを巻く」という言葉の意味や語源由来、使い方についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.とりとめのないことをぐずぐず言うこと」でした!

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まとめ

「くだを巻く」という言葉には「とりとめのないことをしつこく言う」「訳のわからない話をぐずぐずと言う」という意味がある。
主にお酒の席などで酔った人が、訳のわからないことや不平不満をいつまでもぐずぐずと話していることを「くだを巻く」という。
語源由来は「機織り機の糸を巻き取るために使う軸」のことである。
駆動させると糸を巻き取る際にぶうぶうと音を鳴らし続けることが転じて、現代で使われている意味となった。