二の足を踏むの意味や語源由来を解説、一の足や三の足はある?

この雑学では「二の足を踏む」という言葉の意味や語源由来について解説します。

雑学クイズ問題

二の足を踏むの正しい意味はどれ?
A.躊躇すること
B.用心深いこと
C.飛び上がること
D.後退すること

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

二の足を踏むの意味や語源由来を解説、一の足や三の足はある?

二の足、一の足や三の足は?

日本語は海外ではとても習得難易度の高い言語だとされており、英語圏に住む人にとっては最も習得難易度が高いカテゴリの言語となっています。
日本人ですら全ての漢字を書ける訳ではないですし、慣用句やことわざの意味まで理解出来ている人は少ないですよね。

今回は慣用句についての解説ですが、「慣用句」とは二つ以上の単語をつなげた時に、その二つの単語とは異なる意味になる不思議な日本語なんですね。
よく使われる慣用句に「二の足を踏む」というものがありますが、皆さんはその意味をご存じでしょうか?

また、意味を知っていたとしても、その語源や由来までご存じではない方が多いのではないでしょうか。
例えば「二の足」以外にも「一の足」や「三の足」があるかどうかなど、詳しく解説していきます。


二の足を踏むの意味とは?

それではさっそく「二の足を踏む」という言葉の意味について解説していきます。
「二の足を踏む」について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味であることがわかります。

・躊躇すること
・しりごみすること
・思いきれずに迷うこと

このように「思い切って行動出来ずに躊躇してしまうこと」という意味であることがわかりますよね。
使い方としては「友人に旅行へ行こうと誘われたが、二の足を踏んでしまった」などが正しい使い方となります。

語呂が似ている日本語に「二の舞」というものがあり、「二の舞を踏む」と言っている人もいますが、これは誤用となります。

二の足を踏むの語源由来とは?

続いて「二の足を踏む」という言葉の語源や由来について解説していきます。
まずは「二の足」という言葉についてですが、これは一歩目の次の足、つまり「二歩目」を意味します。

一歩目を踏み出したものの、二歩目を踏み出すことができず、足踏みをする様を「二の足を踏む」ということですね。
そのことが語源や由来となって、物事を進める際に思い切って行動出来ず、思い悩んでしまうことの例えとして「二の足を踏む」とするようになりました。

他にも、刀の鞘と腰の帯に紐を結ぶ際に固定するための金属は「一の足」「二の足」と呼ばれています。
鞘から刀を抜くことをためらう様子が語源や由来となって「二の足を踏む」という言葉が誕生した説も存在しているようです。

また「二の足」は一般的な日本語として使われることがありますが、「一の足」と「三の足」は普段はあまり使われない言葉です。
以上が「二の足を踏む」という言葉の意味や語源由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.躊躇すること」でした!

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まとめ

「二の足を踏む」には「躊躇すること」「しりごみすること」「思いきれずに迷うこと」という意味がある。
似た日本語に「二の舞」があり、「二の舞を踏む」とする人もいるが、これは誤用である。
「二の足」とは二歩目のことであり、一歩目を踏み出しても二歩目を踏み出せず、足踏みをすることが語源由来となって「二の足を踏む」という言葉が誕生した。