食傷気味の意味とは?なぜ「食」と「傷」なのかについて解説。

この雑学では食傷気味という言葉の意味について詳しく解説します。

雑学クイズ問題

食傷という言葉の本来の意味はどれ?
A.食中毒
B.胃もたれ
C.口内炎
D.嘔吐

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

食傷気味の意味とは?なぜ「食」と「傷」なのかについて解説。

日本語の面白い表現

日本語は世界的に見ても難しい言語として知られており、実際に日本人ですら使いこなすのが難しいですよね。
しかし、英語では決して表現できないような、日本語でしか言い表せない言葉もあるのが日本語の面白いところです。

今回は「食傷気味」という日本語について解説していきますが、皆さんは意味をご存知でしょうか?
元々は「食傷」という単語と「気味」という単語を組み合わせたものであり、それぞれの単語にも意味があります。

そして「食傷」という言葉については、現在使われている意味と本来の意味では違う意味の言葉なんですね。
食傷という言葉について深く掘り下げていきましょう。


食傷気味の意味とは?

それではさっそく「食傷気味」という言葉の意味について解説していきます。
まずは現代で使われている「食傷」という言葉の意味についてですが、辞書で調べてみると以下のような意味であることがわかります。

・同じ食べ物が続いて食べ飽きること
・同じことやものを何回も見聞きして嫌になること

続いて「気味」という言葉についてですが、皆さんもご存知のとおり以下のような意味となります。

・いくらかその傾向にあること

つまり「食傷」と「気味」という言葉の意味を組み合わせると以下のような意味になりますよね

・同じ食べ物が続いたことによって食べ飽き始めている
・同じことやものを何回も見聞きして少し飽きてきた

食べ物に対してのみ使われていた言葉ですが、比喩表現として現代では物事に対しても「食傷」という言葉が使われるようになりました。

食傷の本来の意味

続いて「食傷」という言葉の本来の意味について解説していきます。
「食傷」には別の意味もあり、実は元々は「食中毒」「食あたり」といった意味で使われていた言葉なんですね。

「食傷」は漢字を見ればわかるように「食べたことによって傷つく」と書きますよね。
そのため本来は「食べたことによって傷つく=食中毒、食あたり」という意味で使われていたのです。

元々が食べ物に関係する言葉だったことから、最初は食べ物に対してのみ「同じ食べ物が続いて食べ飽きること」という意味で使われる言葉でした。
ここから転じて「同じことやものを何回も見聞きして嫌になること」という意味も持つようになったわけですね。

以上が食傷気味という言葉の意味についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.食中毒」でした!

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まとめ

食傷という言葉には「同じ食べ物が続いて食べ飽きること」「同じことやものを何回も見聞きして嫌になること」という意味がある。
気味という言葉には「いくらかその傾向にあること」という意味がある。
したがって食傷気味という言葉は「同じ食べ物が続いたことによって食べ飽き始めている」「同じことやものを何回も見聞きして少し飽きてきた」という意味になる。
本来の「食傷」とは「食あたり」「食中毒」を意味する言葉として使われていた。