3月17日の「今日は何の日?」は「春のお彼岸入り」です。
目次
3月17日は春のお彼岸入り
今回は「春のお彼岸入り」について解説していきます!
2021年のお彼岸の入りは3月17日となります。
日本ではお彼岸にという文化が忘れられつつありますよね。
それではそもそもお彼岸とは何なのかを解説します。
お彼岸の由来とは?
お彼岸は元々は仏教用語で「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味があります。
仏教の世界では西の方向を「西方浄土」と呼び、阿弥陀様がいる方角であり極楽浄土の世界があるとされているため、西の方向に向かってお祈りをしていました。
そして、我々の住む此岸と仏様の住んでいる彼岸が最も近くなるのが春分の時期であるため、春分をお彼岸としてご先祖様(仏様)にお祈りするようになりました。
これは太陽が真東から昇って真西に沈むことから、此岸と彼岸が最も通じやすくなると考えられていたためです。
お彼岸の日程はどうやって決まる?
お彼岸は「春分の日」や「秋分の日」を「中日」として、前後の3日間を合わせた7日間となります。
お彼岸に入る日の事が「お彼岸の入り」となり、お彼岸が終わる日の事を「お彼岸の明け」と呼びます。
春分の日や秋分の日については太陽が真東から真西に沈む日であり、これは毎年必ず同じ日付と決まっているわけではありません。
そのため、春分の日や秋分の日を基準に決まるお彼岸の時期も毎年変わることとなります。
ちなみに2021年のお彼岸の時期は以下の通りです。
3月17日(火) 彼岸入り
3月20日(金) 中日(春分の日)
3月23日(月) 彼岸明け
初彼岸とは?
家族などの故人が亡くなってから迎える初めてのお彼岸は「初彼岸(はつひがん)」と呼ばれています。
初彼岸だからといってこれといった特別なお参りが必要であったり作法があるわけではありません。
お彼岸の入りには仏壇や・仏具を掃除して清めるようにして、お彼岸の期間中にはお花やお供え物を供えるようにしてください。
春のお彼岸はぼたもち、その理由は?
春のお彼岸といえばぼたもちをイメージする人も多いのではないでしょうか?
これにはちゃんとした理由があります。
春には気温が温かくなりたくさんの花が咲きますよね。
春に咲く花のひとつに「牡丹(ぼたん)」がありますが、この牡丹の花を見た時にあずきの粒を牡丹に見立てたことから「ぼたん餅」、つまり「ぼたもち」になったとされています。
春の花である牡丹に見立てたぼたもちが、春のお彼岸のイメージにぴったりであることからお供えされるようになりました。
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