梨の日の由来と面白い雑学、7月4日の今日は何の日?

美味しい梨の見分け方

野菜や果物には美味しいものを見分けるコツがありますが、もちろん梨についても美味しい梨を見分けるコツが存在しています。
まず、美味しい梨の表面は皮の色が濃くて、表面の粒の色が黒くはっきりとしているのが特徴です。

梨は太陽の光をたくさん浴びることによってその美味しさが増しますが、太陽の光をしっかりと浴びて育った梨については、皮にその状態が表れるのです。
皮の色が濃くて表面の粒の色が黒くはっきりとしていれば、みずみずしくて甘い梨である可能性が高いです。

また、梨のお尻の部分が平らになっていてへこみが少なく、ずっしりと重たそうな梨が美味しい梨だとされています。
梨のもっとも甘くておいしい部分はおしりの部分であるため、このお尻の部分がしっかりと実っているものは甘くて美味しいということが判断できるのでした。

二十世紀梨はゴミ捨て場で見つかった

前述にもありましたが、青梨と言えば「二十世紀梨」という品種が有名です。
この品種ですが、実はゴミ捨て場から見つかったのは知っていますか?

明治21年、千葉県八柱村(現 松戸市)で当時13歳だった松戸覚之助がゴミ捨て場に自生していた変わった梨の幼木を見つけました。
その幼木を持ち帰り、自身の農園で栽培を始めたことが、「二十世紀梨」の始まりです。

幼木自体、非常に病気に弱かったそうですが、覚之助の努力の甲斐があり、10年後にようやく実をつけることに成功しました。
その実はとても甘く、美味しいものだったそうです。

覚之助はこの梨を「新太白」と命名しましたが、後に20世紀の代表となる品種となるよう「二十世紀」と改名されました。
覚之助がゴミ捨て場で幼木を見つけなかったら…。そして、その幼木を懸命に育てなかったら…。今日の私たちは美味しい梨を口にすることはなかったのかもしれませんね。

以上が梨の雑学でした、いかがでしたか?

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