太平洋横断記念日の由来と面白い雑学、8月12日の今日は何の日?

8月12日の「今日は何の日?」は「太平洋横断記念日」です。
また「太平洋横断記念日」にちなんで「昔の航海の厳しい食事事情」「現代のヨットの世界一周」など航海にまつわる面白い雑学を紹介します。

8月12日は太平洋横断記念日

今回は「太平洋横断記念日」について解説していきます!
なぜ8月12日が「太平洋横断記念日」なのかというと、1962年8月12日に堀江謙一が小型ヨット「マーメイド号」で太平洋単独横断に成功し、サンフランシスコに到着したことが由来となっています。

その当時のヨットは現在のように装備も充実していたわけではなく、航海へ出発する際の備蓄は水が20リットル、米が40kg、缶詰が200個という内容だったそうです。
食べ物については十分といえますが、やはり水は20リットルでは足りなかったため、航海中に降る雨水を蓄えて水分を確保していました。

1962年当時の法律ではヨットによる出国が認められていなかったため、国の認可を得ていない「密出国」という形で堀江謙一さんの太平洋横断は始まりました。
「密出国」という形をとってしまったせいもあってか、家族から捜索願いが出された上に、海上保安部は堀江さんの捜索をするのにあたって「堀江君はすぐに身柄を拘束され日本へ強制送還されるだろう」とコメントしていました。

しかし、いざ太平洋横断を成功させたところ、サンフランシスコも名誉市民として堀江さんを迎え入れ、日本に帰国した際にもマスコミや国民に偉業としてたたえられたため、結局は「密出国」という罪に問われることはなく、起訴猶予処分となりました。

航海の雑学

今回は「太平洋横断記念日」にちなんで「昔の航海の厳しい食事事情」「現代のヨットの世界一周」など航海にまつわる面白い雑学を紹介します。