黙阿弥忌の由来と面白い雑学、1月22日の今日は何の日?

1月22日の「今日は何の日?」は「黙阿弥忌」です。
また「黙阿弥忌」にちなんで「能と狂言の違い」「なぜ歌舞伎を演じるのは男性なのか」など伝統芸能にまつわる面白い雑学を紹介します。

1月22日は黙阿弥忌

今回は「黙阿弥忌」について解説していきます!
1892年1月22日が近松門左衛門、鶴屋南北とともに、三大歌舞伎作者のひとりとして数えられている河竹黙阿弥の命日となっています。

河竹黙阿弥は歌舞伎役者として「三人吉三廓初買」「青砥稿花紅彩画」などの人気狂言を世に残しています。
江戸・日本橋の裕福な商家吉村勘兵衛の二男として生まれ、本名は吉村 芳三郎(よしむら よしさぶろう)というそうです。

若いころから読本や芝居の台本、川柳や狂歌の創作などを行っており、あまりにも道楽が過ぎたことから14歳で親から勘当された過去を持っています。
その後は貸本屋の手代となってなんとかお金を稼ぎますが、やはり仕事はそっちのけで読書三昧の日々を送っていました。

しかし、昔からの読書や創作活動の経験が糧となり、狂歌や俳句、舞踊などでメキメキと頭角をあらわすようになりました。
とんとん拍子というわけにはいきませんでしたが、四代目市川小團次と出逢ったことが大きな転機となり、数々の名作を世に残すこととなりました。

伝統芸能の雑学

今回は「黙阿弥忌」にちなんで「能と狂言の違い」「なぜ歌舞伎を演じるのは男性なのか」など伝統芸能にまつわる面白い雑学を紹介します。