孝明天皇祭の由来と面白い雑学、1月30日の今日は何の日?

1月30日の「今日は何の日?」は「孝明天皇祭」です。
また「孝明天皇祭」にちなんで「天皇や皇族に姓がない理由」「天皇はパスポートを持っていない」など天皇にまつわる面白い雑学を紹介します。

1月30日は孝明天皇祭

今回は「孝明天皇祭」について解説していきます!
なぜ1月30日が「孝明天皇祭」なのかというと、1867年1月30日に孝明天皇が崩御されたことが由来となっています。

孝明天皇祭にはあまり馴染みがないかもしれませんが、宮中祭祀の一つであり、皇居内の皇霊殿と孝明天皇の陵所である京都の月輪東山陵で祭典が行われます。
旧暦では孝明天皇が崩御のは慶応2年の12月25日のことでしたが、明治5年になって太陽暦が採用されると、新暦である1月30日から孝明天皇祭が行われるようになりました。

孝明天皇は36歳という若さで崩御してしまったことから、毒殺されたのではないかという説があり、現在でも真偽がはっきりしていません。
長年、肛門脱という悪性の痔に悩まされていたものの、それ以外は健康そのものであり、風邪などの病気もほとんど患っていなかったそうです。

孝明天皇が崩御した後には幼少だった睦仁親王が即位し、それまで追放されていた親長州派の公卿らが続々と復権していった状況もあり、ますます毒殺の疑惑を深めました。
明治維新後には、皇室にまつわる疑惑であったりスキャンダリに触れることはタブーとなったため、そのまま孝明天皇の死因については封印される形となりました。

天皇の雑学

今回は「孝明天皇祭」にちなんで「天皇や皇族に姓がない理由」「天皇はパスポートを持っていない」など天皇にまつわる面白い雑学を紹介します。