吉田茂の概要
吉田茂は政治家として有能であり、内閣総理大臣に5回指名されるという歴代の最多記録を保持しています。
総理大臣としての在任日数は2616日であり就任日数では歴代4位となっています。
ちなみに、歴代1位は桂太郎の2886日です。
吉田茂の有名な実績としては、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約を結ぶ事によって、戦後の外交の礎を作りました。
大日本帝国憲法のもとでの最後の内閣総理大臣でもあります。
最近では安倍晋三が内閣総理大臣を辞任後再び内閣総理大臣に返り咲きましたが、吉田茂についても辞任後に再び内閣総理大臣になっています。
歴代総理の中でもこのような経歴をもった人物は吉田茂と安倍晋三の2人だけです。
吉田茂の人物像
吉田茂は癇癪(かんしゃく)持ちで頑固者だったとされています。
とてもユーモアな一面も持っており、公私にわたって様々な逸話や皮肉のきいた名言を残しています。
吉田茂は政府の統計をもとにしてGHQの元帥であるマッカッサーに食糧支援を要求しました。
しかし、マッカーサーに「日本の統計による数字はずさんである。」と責められてしまいました。
そこで吉田茂は「戦前にわが国の統計が完備していたならば、あんな無謀な戦争はやらなかったろうし、もし完備していたら、勝っていたかもしれない」と返したそうです。
とてつもない皮肉ですよね。
こうした事から当時の新聞に掲載されていた風刺漫画の恰好のネタとされていました。
吉田茂が退陣した際には、大勢の漫画家が辞任する吉田茂に頭を下げる漫画、つまりたくさんのネタを提供してくれた吉田茂に感謝を示す漫画が描かれたほどです。
その性格が災いして「バカヤロー解散」となった訳ですが、人間味に溢れていて自然と人を惹きつける魅力も持っていたのでしょう。
以上が吉田茂の雑学でした、いかがでしたか?
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