実は歌舞伎が由来となっている言葉
日本の伝統芸能である歌舞伎ですが、歌舞伎の歴史は古く、実は普段から使っている言葉の中にも歌舞伎が由来となっている言葉もあるのです。
例えば「大詰(おおづめ)」という言葉についてですが、これは歌舞伎が昔は2本立てで行われていて、1本目の時代劇が終わる時の場面を「大詰」と呼んだことが由来となっている言葉です。
他にも「修羅場」という言葉がありますが、これも歌舞伎が由来となっている言葉となります。
「修羅場」といえば「男女の痴情のもつれ」という意味で使われていますが、歌舞伎では合戦のシーンや男女の激しいやり取りを修羅場と呼んでいるため、これが由来となっているのです。
また「なあなあ」という言葉も歌舞伎が由来の言葉となります。
元々は内緒話をする時に使われていたもので、内緒話をする時には「なあ」と話しかけ、相手も「なあ」と答えることが由来となっています。
茶道で茶碗を回す理由
茶道の作法の一つで最も有名なものは、お茶を出されたらお茶を飲む前に茶碗を回してから飲む作法ですよね。
なんとなく作法なのでそれに従って行っているかもしれませんが、そもそもなぜお茶を飲む前に茶碗を回しているのかを知っていましたか?
実は茶碗には正面となっている部分があって、正面には絵柄などが入っていて一番奇麗な面となっているのです。
茶道でお茶でお客さんをもてなす側は、この一番の見どころである正面の部分をお客さんへ向けて出すのが作法となっています。
つまり、茶碗を回さずにそのまま飲んでしまうと、一番奇麗で見どころのある正面の部分に口をつけて飲むことになってしまうんですね。
茶碗を回すのは正面の部分に口をつけて飲むのを避けるためであり、その作法には客側の謙遜の意味が込められているのでした。
以上が日本文化の雑学でした、いかがでしたか?
注目記事
毎日が「今日は何の日?」
あなたやあなたの大切な人の誕生日は何の記念日ですか?
■今日は何の日?(11月3日)
文化の日
まんがの日
ハンカチーフの日
ゴジラの日
くるみパンの日