フグ自体に毒は無い
皆さんはフグといえば強力な毒を持って、食べられないように外敵から身を守ってると思っていませんか?
しかし、実は元々はフグは毒を持っている訳ではなく、毒を体内で生成している訳でもないのです。
それではなぜフグには毒があるのかというと、フグが餌としているハナムシロガイやヒトデといった生物に毒があるからなんですね。
そして、餌となる生き物の毒を濃縮して身体の中にため込んでいることから、フグ自体が有毒なものと勘違いされているのです。
例えば、養殖されたフグの場合は無毒な餌を与え続けられるため、無毒のフグとして育つなどの例もあります。
ちなみに、フグ毒と呼ばれる「テトロドトキシン」は2mgが致死量であるため、フグを食べる時には充分に注意しましょう。
フグを免許無しで捌くと罰せられる?
フグは体内に強力な毒をため込んでいることから、調理する際には最新の注意が必要ですよね。
人の命にもかかわることから、フグを捌くための専門資格である「ふぐ調理師」と呼ばれる資格もあるほどです。
それでは、フグを自分で捌いて食べると犯罪になるのかというと、特に法律上の問題は無いそうです。
そのため、毎年のように自分で釣ってきたフグを自分で調理して命を落とす人が出てしまうんですね。
そして、お店でもふぐ調理師の監視下で調理を行っている場合は、無免許の人もフグを捌いて客に提供することが出来ます。
しかし、ふぐ調理師ではない人が個人で捌いたフグを他人に提供したり、ふぐ調理師のいないお店でふぐを提供することはさすがに禁止されているそうです。
以上がフグの雑学でした、いかがでしたか?
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