コッペパンのコッぺの意味
コッペパンのコッペという言葉の意味や語源は実は諸説あります。
有力な説の一つとしてフランス語で「切られた」という意味である「クーペ」が語源となったという説があります。
この「クーペ」という言葉は英語の「カット」と同様の意味になり、細長いパンに食材を挟むさいに切れ込みを入れたり、サンドイッチ用にスライスされる時にも使われています。
具体的にいつ頃から「コッペパン」という言葉が使われ始めたのかはわかっていませんが、少なくとも太平洋戦争前から使われていた記録が残っています。
その頃にはフランスパンのことを日本のシェフが「コツペー」と呼んでおり、実際にその記録が残っているそうです。
また、石川淳の『焼跡のイエス』の一節には「弁当用のコペが二きれはひってゐる」ともあり、かなり昔から使われている言葉であることがわかります。
パンがガラスケースに入っていない理由
スーパーなどに入っているパン屋のパンって包装もされてないですし、ケースもなくそのまま売られていることが多いですよね。
衛生的に大丈夫なの?という人もいるかもしれませんが、ちゃんとした理由があるんです。
パン屋では店舗で焼いた焼き立てのパンが提供されていることから、袋に入れてしまうと湯気などで袋が群れてしまい食感が悪くなるのです。
さらに、袋に水滴などがついてしまうと雑菌が繁殖する原因にもつながってしまい、とても不衛生なんですね。
ガラスケースなどに入れないのも同様の理由であり、湯気でケースが曇ってしまうとせっかくの美味しいパンが見えにくくなってしまいます。
コンビニなどに売られているパンが袋につめられているのも、製造後に冷やしているからこそ袋に詰められて、長持ちするようになっているのでした。
以上がパンの雑学でした、いかがでしたか?
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