なすやなすびの語源
同じ食べ物なのに「なすび」や「なす」と二通りの呼び方がありますよね。
これは単純に「なすび」が省略されて「なす」となった訳ではなく、それぞれに語源や由来があるそうです。
まずは「なすび」の語源や由来についてですが、昔のなすびは酸っぱかったそうで「中身が酸っぱい実」とされていました。
この「中身が酸っぱい実」が省略されていき「なかすみ→なすみ→なすび」となっていったそうです。
一方で「なす」とは江戸時代から使われるようになった言葉であり、江戸でなすびの販売するために「なす」とされるようになりました。
江戸近辺ではなすびがなかなか生産されず、価格も高かったことから売れ行きが伸び悩んだところ、何かを「成す」食べ物であり、縁起の良い食べ物として「なす」を売り始めたのです。
初夢になすびが登場すると縁起が良い理由
初夢としてみると縁起が良いものとして「一富士二鷹三茄子(いちふじ にたか さんなすび)」が挙げられますよね。
そもそもなすびが夢に出てくることなんてそうあることではありませんが、なぜ縁起が良いとされているのでしょうか。
まずは、先ほど解説したように、なすびは何かを成し遂げるという意味の「成す」の語呂合わせから縁起が良いものとされています。
そのため、初夢になすびが登場すると、その年には何かを成すことが出来ると考えられているんですね。
また、なすびは徳川家康が好んで食べていたとされています。
そのことから、天下人である徳川家康が好んで食べるのだから、とてもありがたい食べ物だと考えられていたことも由来となっています。
以上がなすびの雑学でした、いかがでしたか?
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