仏像がパンチパーマの理由
仏像を見ていると、どの仏像もパンチパーマのような独特な髪型をしていますよね。
実はあの髪型には「螺髪(らほつ)」という正式名称があり、あの髪型にも意味があります。
特に偉い仏像は螺髪がクルクルと右に渦を巻くようになっていて、このような髪になっている場合は悟りを開いているという意味になるんですね。
そのため、螺髪の一つ一つが渦を巻いている仏像については仏様の中でもかなり偉い部類に入るようです。
逆に螺髪があってもクルクルと渦を巻くようになっていない仏様については、まだ悟りを開いている訳ではなく修行中ということになりますね。
仏像を見かける機会はそこそこあるかと思いますので、ぜひ今度見かけたら髪型をチェックしてみてください。
仏像の姿勢に込められた意味
仏像といっても座っている仏像もあれば立っている仏像もあり、中には寝ている体勢の仏像もありますよね。
実は仏像の体勢にもちゃんとした意味が込められているのです。
まずは立っている仏像についてですが、これは「立像(りゅうぞう)」と呼ばれていて、人々を積極的に救おうとしている仏様になります。
そして、一般的によく見かける「坐像(ざぞう)」と呼ばれる座った体勢の仏像は、どうすれば人を救済できるのかを考えている状態です。
あまり見かけない「臥像(がぞう)」と呼ばれる寝そべった体勢の仏像は、煩悩から解き放たれ、全ての苦しみから解放された様子、つまり如来の死を意味しています。
基本的には以上のような意味がありますが、ポーズによっては例外的な意味が込められている仏像もあるそうです。
以上が仏像の雑学でした、いかがでしたか?
注目記事
毎日が「今日は何の日?」
あなたやあなたの大切な人の誕生日は何の記念日ですか?