塩の日の由来と面白い雑学、1月11日の今日は何の日?

1月11日の「今日は何の日?」は「塩の日」です。
また「塩の日」にちなんで「相撲で塩をまく理由」「ごま塩の塩が大きい理由」など塩にまつわる面白い雑学を紹介します。

1月11日は塩の日

今回は「塩の日」について解説していきます!
1月11日がなぜ「塩の日」なのかというと、1569(永禄11)年1月11日に武田信玄と交戦中の上杉謙信が武田方の領民に塩を送ったことが由来となっています。

現代では塩なんて送られても困ってしまいますが、当時は塩はとても貴重なものでした。
当時は冷蔵庫が存在していなかったため、塩がなければ食料を保存する事が出来ずに、食糧はほとんど腐って食べられなくなってしまうのです。

そこで、上杉謙信は武田方の領民が今川氏によって塩を絶たれていることことを知って塩を送ってあげたんですね。
これが現在でも使われている「敵に塩を送る」の元ネタとなったお話です。

なぜ今川氏は武田領への塩を止めたのか

そもそもなぜ今川氏が武田信玄の領地への塩を絶ってしまったのかというと、織田信長が今川義元を破った桶狭間の戦いが原因でした。
その後、今川家の家督を今川氏真が相続しましたが、今川家はどんどん衰退していきました。

その様子を見た武田信玄は武田と北条と今川による「甲相駿三国同盟」を一方的に破棄し、今川領である駿河を攻め込んで占領したのです。
この武田信玄の行いに怒った今川氏真は「塩止め」を実施して武田信玄を苦しめようとしたんですね。

武田の領地の塩は駿河湾から輸入をしていたのですが、今川氏真が駿河湾の塩を武田領の人間へと売らないように塩商人に指示を出し、徹底的に武田信玄やその領民を追い込んだのです。
「敵に塩を送る」は上杉謙信の美談として語り継がれていますが、そもそも武田信玄が塩不足に陥ったのは自業自得だったというわけですね。

塩の雑学

今回は「塩の日」にちなんで「相撲で塩をまく理由」「ごま塩の塩が大きい理由」など塩にまつわる面白い雑学を紹介します。