畳の日の由来と面白い雑学、4月29日の今日は何の日?

畳の縁を踏んではいけない理由

畳部屋のマナーとして「畳の縁を踏んではいけない」というものを聞いたことはありませんか?
最近では畳の部屋が減ってしまっているので、畳の上を歩くマナーについても知らない人が増えてきたのではないでしょうか。

畳の上を歩く時は縁を踏むことは失礼だとして、縁を避けて歩く必要があります。
畳の文化は平安時代ととても古く、この時代の名残りからこのようなマナーが残っています。

平安時代の畳はとても高級品であり、身分の高い人の間ではベッドのように使われていました。
この頃は畳の縁を染める染料として植物を使用していましたが、植物染めは色飛びが起こりやすく、踏んでしまうと染めた色が落ちてしまいます。

また、縁の素材には麻が使用されていましたが、これも耐久性が低かったため踏んでしまうとすり切れてしまいます。
このように、平安時代にはとても高級品で身分の高い人が使う事が多く、あまり耐久性にも優れていないため大事に使っていた名残りが現在の畳のマナーにも残っているのです。

この他にも畳にはその家の家紋を入れた「紋縁」というものもあり、「紋縁」を踏むことはその家の人間の家紋を踏む、つまりは先祖の事を踏みにじることとなり、大変失礼なことにあたるため畳の縁を踏まないようにしていた事も現在のマナーのルーツとなっています。

畳は昔は折りたためるものだった

畳といえば和室などに敷き詰められたものですが、昔は折りたためるものだったって知っていますか?
現在は床としての役割になっている畳ですが、昔は日光のあたらない場所に保管しておき必要になった際に持ち運んで使っていました。

畳は先ほど説明したとおりベッドとしての役割も果たしていましたが、何枚も重ねてその上に座ったり、祭事の際にも使われていました。
現在では1枚1枚が分離しているものを畳といいますが、昔は折りたためるものから、植物繊維以外にも皮などで作られた敷物についても畳と呼んでいました。

畳といっても素材や形状は様々なものがあったようで、折りたためるものも存在していたそうです。
以上が「畳の雑学」でした、いかがでしたか?

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