弘法にも筆の誤りの由来
「弘法にも筆の誤り」ということわざがあり「その道の達人だったとしても失敗することがある」という意味から誰でも失敗をしてしまうことはありますよね。
このことわざに登場する「弘法」とは、今回「日光の日」で紹介した弘法大師のことなんですが、弘法大師はいったいどのような失敗をしてしまったのでしょうか。
弘法大師は高名な僧侶としても知られていますが、実は書の達人としても有名だったのです。
その書の達人である弘法大師に対して天皇から京都の応天門の額を書いてほしいという依頼がきました。
その依頼を受けた弘法大師は「応天門」と書いたのですが、「応」という字の「心」の部分の点を一つ書き忘れてしまったのでした。
書の達人である弘法大師であすら筆を誤ることがある、このようなエピソードから「弘法にも筆の誤り」ということわざが誕生したのでした。
その後、間違って書かれた額が応天門に飾られることになるのですが、弘法大師はその額に向かって筆を投げつけて「心」の点をつけたしたという逸話も残っています。
空海の掘った井戸は冥界に続いていた?
真言宗の開祖であった空海は様々な逸話を残しています。
その逸話の中に空海の掘った井戸は冥界に続いていたというものがあります。
空海は一時期「唐」へと渡っていたのですが、帰国して平安京を訪れたところそこには疫病や飢饉に苦しむ人の姿がありました。
そこで空海は唐で学んだ知識を用いて井戸を掘ったのです。
そして、その井戸は実は現在でも残っていて、空海が掘った井戸からは現在も水がわき出ているため、井戸を掘った当時からその井戸は冥界につながっていると信じられてきたのでした。
ちなみに、空海の掘った井戸は「釘抜地蔵 石像寺」にあるそうなので、ぜひ観光に行った際には立ち寄ってみてくださいね。
以上が空海の雑学でした、いかがでしたか?
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