段ボールの名前の由来
私たちが普段から使っている段ボールですが、特に引っ越しの時など大量の荷物を運ぶ時にとても役に立つ箱ですよね。
この段ボールと呼ばれる箱、そもそもどこらへんが「段」で、どこらへんが「ボール」なのかいまいち名前の由来がわからないですよね。
段ボールを切って断面図を確認してみるとわかりますが、断面が波の形をしていてただの厚紙ではないことがわかりますよね。
これが段ボールのいわゆる「段」の部分となり、紙一枚だけで箱が構成されるのではなく、断面が段々になっていて、何枚かの紙をつなぎ合わせることによって箱になっています。
また、段ボールの素材に使われる厚紙は「ボール紙」と呼ばれるもので、これが段ボールの「ボール」の部分というわけですね。
英語では「ボール紙」のことは「ボード紙」と呼ばれるそうで、本来は「段ボード」という呼び方が正しいはずなんですが、日本ではすっかりと「段ボール」という名称が定着しているのでした。
段ボールはお金で出来ている?
実は段ボールの原料には元々お金だったものが使われているって知っていましたか?
硬貨の場合は年代の古いものでもあまり劣化することがないため長期間にわたって使われていますが、実は紙幣については紙であることから劣化が早く、発行されてから約2年間で回収されて廃棄されます。
廃棄された一万円札はお金として使えないように真ん中に穴が空けられて、パルバーという機械を使って溶かされます。
この溶かされた一万円を脱水機にかけて乾燥させると白いカスのようなものへと変わり、これは再生紙としてリサイクルされることとなります。
しかし、再生紙の中でも品質が著しく低く、段ボールを作るための材料ぐらいにしか使い道がないそうです。
一万円札を溶かして作られた段ボールと聞くとかなり豪華に聞こえてしまいますが、あまりいい素材ではないということがわかりますね。
以上が箱の雑学でした、いかがでしたか?
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