針供養の由来と面白い雑学、12月8日の今日は何の日?

12月8日の「今日は何の日?」は「針供養」です。
また「針供養」にちなんで「待ち針の語源は実は小野小町」「裁縫をする鳥がいる」など裁縫にまつわる面白い雑学を紹介します。

12月8日は針供養

今回は「針供養」について解説していきます!
お裁縫をする人も少なくなってきていますし、男性などにとってはそもそも「針供養って何なの?」という人も多いのではないでしょうか。

「針供養」とは折れた針を豆腐やこんにゃくといった柔らかい物に刺して「針を供養する」ために行われる行事となります。
昔は針仕事をしている女性が多い社会であったことから「日頃から使用している針に対して感謝の気持ちを示して労をねぎらう」という事を目的として「針供養」を行っているんですね。

なぜ柔らかいものに針を刺すのかというと、日頃から針は固いものなどに刺されて傷んだ結果折れてしまうことから「最後ぐらいは柔らかいものに刺してあげることにより楽をさせてあげよう」という意味が込められています。

針供養の由来

そもそも針供養についてはもともと中国の風習だったものが、日本の文化と交わって生まれたものだとされています。
江戸時代に中国から「社日(しゃにち)に針線を止む」という習わしが日本に伝わりました。

社日が「生まれた土地の守護神を守る日」、針線は「針と糸・裁縫・針仕事」のことであり、「守護神を守る日には針仕事をやめましょうという風習」となります。
この風習に日本の「事始め」「事納め」の風習が交わり、この日には針仕事も休むことが多かったことから、その日にあわせて針供養を行うようになりました。

裁縫の雑学

今回は「針供養」にちなんで「待ち針の語源は実は小野小町」「裁縫をする鳥がいる」など裁縫にまつわる面白い雑学を紹介します。