野球のサウスポーの語源
普段から「サウスポー」という言葉は左利きという意味で使われていますが、日本語に直訳すると「南の手」という意味になり、ちょっとよくわからない言葉ですよね。
実は「サウスポー」にはちゃんとした語源があるのです。
屋外の野球場などに関してはピッチャーが投球をする際に、太陽の西日でまぶしくならないための工夫として、ホームベース側に屋根がつけられていて、ホームベース自体も西に設置されています。
そして、左利きのピッチャーがマウンドで構えると、一塁側が南、二塁は東、三塁は北という方角になるのです。
つまり、左利きのピッチャーがボールを持っている手が南側を向くことが由来となって「サウスポー」と呼ばれるようになったのです。
また、もう一つの説として、「サウスポー」という言葉が誕生した当時、左利きのピッチャーがアメリカ南部出身の選手が多かったため、「サウスポー」になったという説もあります。
皆が勘違いしてるエースの語源
スポーツでよく使われる言葉に「エース」という言葉がありますよね。
野球でいえばエースピッチャーであったり、サッカーではエースストライカーといった言葉に使われています。
この「エース」という言葉の語源をかなりの人が勘違いしていて、エースの語源をトランプの最強カードがエースだから、チームの最強選手をエース呼ぶと思っていませんでしたか?
しかし、実は「エース」という言葉とトランプのエースは全く違うのです。
実は過去にメジャーリーグに在籍していたアーリー・ブレイナードというピッチャーのニックネームが由来となっています。
彼がメジャーリーガーとして活躍していた頃にはメジャーリーグは年間で65試合しかなかったのですが、全65試合に登板し、なんと64勝という成績を残したのです。
そんな彼のニックネームは「Asa(エイサ)」だったそうなんですが、その後、それぞれのチームの主力選手に対してエイサのような活躍をしてほしいことから「エイサ」と呼ぶようになりました。
そして、「エイサ」がだんだんと訛っていって「エース」という言葉になったのでした。
以上が野球の雑学でした、いかがでしたか?
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