クジラが潮をふく理由
クジラといえば海面から頭を出して、豪快に潮を吹くイメージがありますよね。
あの行動は「潮吹き」という名前で知られていますが、あれは潮を吹いているわけではないんです。
実は「潮」ではなく「空気」を吐き出しているだけなんですね。
クジラは哺乳類であることは冒頭で述べましたが、人間と同じく肺で呼吸を行っています。
人間が呼吸をする時に息を吸ったり吐きだしたりするのと同じで、クジラも海面に上がってきたときに息を吸ったり吐いたりしています。
クジラの体内に残っている空気は実はとても高い圧力が加えられていることから、呼吸をすると物凄い勢いで息が噴出されます。
そして、物質に加えられている圧力が急激に低下すると物質の温度が下がる現象が発生することから、吐き出された息に含まれる水分が霧のようになります。
この霧が遠巻きに見ているとあたかも潮を吹きだしているかのように見えていたものの正体だったということですね。
クジラなのに歌を歌うことが出来る
クジラの中でも「ザトウクジラのオス」については歌を歌うことが出来るそうなんです。
ザトウクジラがなぜ歌を歌うのかはいまだに謎に包まれていますが、一説によるとメスクジラへ求愛を行うときにこの歌がコミュニケーションの手段として使われているとされています。
歌のメロディーラインはうなり声のように低い音域から笛の音のように高い音域まで幅広く、数分間に渡って歌われていて、時には1時間以上も歌われることもあるようです。
繁殖期に歌われることが多いそうですが、その時によって歌われるメロディーラインは変化していきます。
歌を歌う動物はほかにもいますが、ここまで広い音域でしっかりとメロディーラインを意識して歌っているのはザトウクジラぐらいなのではないでしょうか。
また、クジラは歌を歌えるだけでなく大声を出すのも得意で、シロナガスクジラが思いっきり大声を出すと188デシベルという音の大きさになります。
この大きさは飛行機が離陸する際の音量が170デシベルということから、とても大きい音であることがわかりますよね。
以上がクジラの雑学でした、いかがでしたか?
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