昔はトロより赤身が人気だった
現在では贅沢品となっているマグロのトロの部分ですが、昔はトロよりも赤身の方が人気だったのです。
日本の食生活は明治維新以降になると一気に変わり、戦後には脂っこいものを好んで食べるようになりました。
しかし、江戸時代のころには基本的に脂っこいものを好んで食べる食生活がなかったことから、サッパリとした赤身の方が好んで食べられていたのです。
また、味だけではなくトロよりも赤身の方が鮮やかな色合いをしているため、その見た目の美しさも赤身が人気だった理由の一つでした。
基本的にトロは売り物にはなりませんでしたが、魚屋は処理に困ったトロの部分を寿司屋に卸すようになり、握りのネタの一つとして使うようになりました。
その後、日本人の食生活の変化などによってトロは人気になっていき、たくさん取れる部位ではないことから希少価値が上がっていったのでした。
キュウリがカッパと呼ばれる理由
お寿司ではキュウリの海苔巻のことを「キュウリ巻き」と呼ばずに、なぜか「カッパ巻き」と呼びますよね。
これはカッパの大好物がキュウリであるという伝説が由来となっているからなんですね。
夏になると様々なお祭りがおこなわれていますが、お供え物としてキュウリが供えられているのを見かける機会があります。
お祭りで神社にお供えされているキュウリは実はカッパに対するお供えものであり、水害がある地域では水神の化身と考えられているカッパに大好物のキュウリをお供えするのです。
それでは、なぜカッパの大好物がキュウリだと考えられるようになったのかというと、キュウリの切り口がカッパの頭に見えることが由来だとされています。
今度お寿司を食べる機会があったら、今回紹介した寿司の雑学をぜひ披露してみてくださいね。
以上が寿司の雑学でした、いかがでしたか?
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