もりそばとざるそばの違いとは?
そばにもいろいろな種類のものがありますが「もりそば」と「ざるそば」については同じもののように思えますよね?
現代ではどちらも器がざるで出されることが多いのですが、昔はもりそばはせいろに盛り付けられ、ざるそばはざるに盛り付けられていたそうです。
明治時代になると、もりそばとざるそばを差別化するために、ざるそばのつゆにはみりんを加えてコクを出すようにしました。
そして、よりざるそばの方の高級感を演出するために揉み海苔を乗せるようになりました。
昔はもりそばよりもざるそばの方が高級なそばだとされていたのです。
しかし、時代が変わって現代では、どちらもざるにのせて出されるようになり、その違いは揉み海苔が乗っているか乗っていないかだけの違いになりました。
そばといえば昔はやわらかい食べ物だった
皆さんは美味しいそばといえばどのようなそばを想像しますか?
美味しいそばといえばコシがあって程よい弾力のあるそばを想像する人が多く、ふにゃふにゃで柔らかくなってしまったそばを美味しくないという人が多いでしょう。
江戸時代から庶民の間で親しまれてきたそばですが、昔も美味しいそばはコシがあるものとされていたわけではありませんでした。
むしろそばは柔らかいものが定番であり、たとえ柔らかくなったそばだったとしても当時の人は美味しくそばを食べていたのです。
そばにコシを出すためには冷水を使って麺をしめる必要がありますが、もちろん江戸時代には冷蔵庫はありませんし、蛇口をひねって冷水を出す事は出来ません。
そのため、茹でられたそばをそのまま食べることが多かった事から、昔のそばは柔らかいのが当たり前だったのです。
以上がそばの雑学でした、いかがでしたか?
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