皆が間違えてる「テンパる」とは本来どういう意味?語源由来も解説!

この雑学では、意外と知られていない「テンパる」という言葉の意味や語源由来を解説します。

雑学クイズ問題

テンパるは本来どういう意味?
A.余裕が無くなる
B.気分が高まる
C.切羽詰まる
D.準備が整う

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

意外と知らない「テンパる」とはどういう意味?語源由来も解説!

普段使うテンパるという言葉の意味

テレビや日常会話でもかなり聞く「テンパる」という言葉。
そもそも漢字ではなくて「テンパる」とカタカナで書く不思議な言葉ですよね!

よく緊張して気が気じゃない時に「テンパる」という言葉を使いますよね。
そのため、普段から「一杯一杯な状態」「パニック寸前の状態」のような意味として使われている日本語です。

しかし、実は本来の「テンパる」は全く違う意味だったという事をご存じでしたか?
いつの時代からか違う意味で使われるようになり、いつしか意味が変化してきた言葉で、元々は全く違う意味だったりします。

今回は「テンパる」という言葉の語源にも触れて、わかりやすく解説していきます。
ぜひ最後まで読んでいってくださいね!


「テンパる」という言葉の語源について

「テンパる」という言葉の本来の意味を知るには、この言葉の語源を知る必要があります。
実は「テンパる」という言葉、麻雀を知っている人にとっては耳馴染みの言葉なんですよね。

そもそも「テンパる」は元々は麻雀用語であり、あと一つ欲しい牌が手に入れば上がれる状態になることを指します。
あと一つで上がれる状態になる状態のことを「聴牌(テンパイ)」といい、これに「る」を付けて動詞にしたものが「テンパる」となります。

「てんぱい」で変換すると「聴牌」と変換されることがわかると思います。
つまり「テンパる」とは「あと一歩の状態」ということなんですね!

「テンパる」という言葉の意味

語源がわかったところで、続いては意味について解説していきます。
本来の「テンパる」という言葉の意味は、麻雀用語を語源としていて以下のような意味で使われていました。

・準備が整った状態
・余裕を持った状態

このように、「一杯一杯な状態」「パニック寸前の状態」といった意味とは真逆の意味で使われていた言葉だということがわかりましたね!
語源が「麻雀で準備が整った状態」を指す言葉なので、なるほど!という感じですよね。

しかし、時代が進むにつれて徐々に「直前の状態→ぎりぎり→切羽詰まる→余裕が無い」のように意味が変化していき、ネガティブな意味で使われるようになりました。
麻雀をしている時も、あと一歩で上がれる状態になると急にソワソワしだしたり、落ち着きがなくなったりする人もいるため、そういった点からも「テンパる」という言葉の誤解が生まれたのだと考えられます。

筆者は麻雀のルールを知っているためなんとなく「テンパる」という言葉は「準備が整った」という意味だと思っていましたが、麻雀のルールを知らない人の人口の方が多いため、今後も本来の意味ではない方で広く認知されていくのでしょうね。


注目記事


それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.準備が整う」でした!

この問題以外にも、思わず人前で披露したくなる楽しい雑学クイズ問題を用意しています。
全て解けたら雑学王かも!?
【目指せ雑学王】面白い雑学クイズ問題集!【解説付き】

「テンパる」の言葉の意味はご理解頂けましたか?

他にも、こんな雑学がお勧めです。
皆が間違えてる「破天荒」の意味と語源とは!?
「潮時」は誤用されている?本当の意味と語源とは!?
グレープフルーツの名前の由来はぶどう?どこがぶどうなの?

まとめ

「テンパる」という言葉は「一杯一杯な状態」「パニック寸前の状態」といった意味で使われているが本来は違う意味である。
元々は麻雀用語で、あと一つの牌で上がれるようになった状態を「聴牌(テンパイ)」といい、これが動詞となって「テンパる」となった。
このことから、「テンパる」とは「あと一歩の状態」つまり「準備が整った状態」が本来の意味である。
しかし、「直前の状態」という事から余裕がない状態という言葉とされ、徐々に「切羽詰まった状態」などネガティブな意味の言葉として変化していった。