この雑学では料理名である「テリーヌ」とはどういう意味なのか由来・語源・作り方などをわかりやすく解説します。
雑学クイズ問題
テリーヌの由来・語源はどれ?
A.国王の名前
B.料理人の名前
C.調理器具の名前
D.テリーヌ地方と呼ばれる土地
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
テリーヌとは?意味や由来・語源・作り方を簡単に解説!
よくわからない難しい料理名
外食をするときには、なんだかんだで料理名から味や見た目が想像できる料理の方が安心して注文できたりしますよね。
しかし、高級なフランス料理など、あまり普段から食べない食べ物には難しい料理名のものが多い気がしませんか?
たまにレストランや結婚式などでコース料理を食べてお品書きを見ても、正直どんな食べ物でどんな味なのか想像ができないものもあります。
また、コース料理ではなく一品ずつ頼もうとしてメニュー表を見てみても、料理名が難しくてどんな食べ物なのか判断がつかないことも…。
最近では高級なレストランではなく、大衆的なバルや居酒屋などでも「テリーヌ」という料理を見かけるようになりましたよね。
そのため、テリーヌについて味や見た目を知っている人も少なくありませんが、パテと非常に似ていますし、そもそもテリーヌの意味や由来・語源について知っていますか?
テリーヌとはどんな意味の食べ物?
まずは「テリーヌ」という食べ物がわからない人のために、テリーヌがどのような食べ物なのかを解説していきます。
テリーヌとは正式名称が「テリーヌ・ド・パテ」と呼ばれるフランス料理のことです。
もともとは中世ヨーロッパにおいて長期保存の出来る料理として考案されたことがきっかけで誕生したのがテリーヌです。
最も古くから伝わるテリーヌの調理法によると、大量のゼラチンと脂が含まれていることから、食材の劣化や変質が起きにくく、調理されてから1週間は食べられるそうです。
現在の基本的なテリーヌの作り方は、型に脂やバターなどを敷いて、その上にひき肉やレバー、魚肉や野菜、香辛料などを混ぜ込んで作ります。
一般的にはオーブンで焼くことが多いようですが、湯銭することによって火を通す調理法も存在しています。
テリーヌの由来・語源とは?
続いて「テリーヌ」という料理名の由来・語源について解説していきます。
現在ではテリーヌは料理名として定着していますが、実はテリーヌは調理器具の名前のことなんです。
テリーヌとはそもそも蓋付きの土鍋であったり、壺や鉢などで出来た深い器のことであり、これらのことを「テリーヌ型」と呼んでいました。
そのため、テリーヌ型で焼いたパテのことを昔は正式名称である「テリーヌ・ド・パテ」と呼んでいたことが「テリーヌ」の由来・語源となっています。
やがて時代が進むのにつれて「テリーヌ・ド・パテ」が略されるようになって、現代ではテリーヌがそのまま料理名として定着しているんですね。
つまり、テリーヌとパテは基本的に同じものであり、調理後にテリーヌ型からはずされたものに関しては厳密には「パテ」と呼ぶのが正しいそうです。
以上がテリーヌの名前の意味や由来・語源についてでした、いかがでしたか?
注目記事
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.調理器具の名前」でした!
この問題以外にも、思わず人前で披露したくなる楽しい雑学クイズ問題を用意しています。
全て解けたら雑学王かも!?
【目指せ雑学王】面白い雑学クイズ問題集!【解説付き】
他にも、こんな雑学がお勧めです。
「竜田揚げ」「唐揚げ」「ザンギ」の違いって何なの!?
安いワインほど悪酔いしやすいってホント?
飲酒後のラーメンが美味しい理由!
まとめ
テリーヌとは正式名称が「テリーヌ・ド・パテ」と呼ばれるフランス料理である。
もともとは長期保存を目的として中世ヨーロッパで作られた料理である。
テリーヌとは深い器状の調理器具のことであり、時代が進むのにつれて料理名そのものを指すようになった。
テリーヌ型からはずされたものは厳密にはテリーヌとは呼ばず、パテと呼ぶのが正しい。