板チョコに溝がある理由と意味、実は割りやすくするためじゃない

この雑学では板チョコに溝がある理由や意味について解説していきます。

雑学クイズ問題

板チョコに溝がある理由はどれ?
A.一口サイズにするため
B.チョコを効率よく冷やすため
C.商品のサイズを変更しやすくするため
D.軽量化してコストカットするため

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

板チョコに溝がある理由と意味、実は割りやすくするためじゃない

子供に大人気の板チョコ

皆さんも人生に一度は板チョコを食べたことがあるでしょう。
現在では様々な製菓会社からいろいろな種類の板チョコが販売されていて、安価なものから高価なものまでそれぞれに特徴があって面白いですよね。

今回はそんな板チョコにまつわる雑学を一つ紹介します。
ほとんどの板チョコには溝がついていて、逆に表面が真っ平になっている板チョコって全く見かけないですよね?

実はどの板チョコにも溝があるのにはちゃんと理由があります。
溝がついていることから、溝の部分で割って一口サイズにして食べている人が多いですが、実は溝は板チョコを割りやすくするために配慮されてつけられているものではないんです。

また、最後にチョコレートにまつわるおまけ雑学も用意しているので読んでいってくださいね。


板チョコに溝がある理由とは?

それではさっそく板チョコに溝がある理由について解説していきます。
先ほど説明したように、多くの人は板チョコを割りやすくするために溝をつけていると思っていますが、実はそうではありません。

板チョコの溝はチョコレートを冷やし固める際を考慮してつけられているものなんです。
理科の授業で習ったかと思いますが、物質の表面積が広ければ広いほど冷たさなどの温度をその物質に効率よく伝えることが出来ます。

作られたばかりのチョコレートは当然ですが熱によってドロドロとした液体となっていて、その状態から冷やして固体にする必要があります。
この時に溝がついていないと冷気が効率よく板チョコに伝わらないため、チョコレートを固めるのに時間がかかってしまいます。

あえて溝をつけることによって板チョコの表面積を広くして効率よく冷やし固めて、短時間で大量の板チョコを製造出来るようにしているのでした。

チョコレートのおまけ雑学

最後にチョコレートにまつわるおまけの雑学を紹介します。
普段は絶対に一緒に食べない組み合わせですが、チョコレートとガムを一緒に食べると実は不思議な現象が起こるんです。

ガムは口寂しい時などにずっと口の中で噛み続けていても、他の食べ物のように溶けたりなくなったりはしないですよね?
ガムは主に酢酸ビニルという材料から作られているのですが、これは唾液に反応して溶けることはありません。

しかし、なんとチョコレートと一緒にガムを食べるとガムがどんどん溶けていってしまうのです。
これはチョコレートに含まれているココアバターによる影響によるものです。

ココアバターに含まれる油脂が反応してガムを溶かしており、ガムには唾液では溶けませんが、油脂に反応して溶ける性質を持っているのです。
そのことからバターやてんぷら、ポテトチップスなど油をたくさん含んでいるものであれば、ガムと一緒に食べることによってガムを溶かすことが出来るそうです。

以上が板チョコに溝がついている理由とチョコレートのおまけ雑学でした。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.チョコを効率よく冷やすため」でした!

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まとめ

板チョコは多くの人が割りやすくするために溝をつけていると思われているが、実は割りやすくするための溝ではない。
板チョコの製造過程でチョコレートを効率よく冷やし固めるために溝をつけている。
また、チョコレートとガムを一緒に溶けるとガムは溶けてなくなってしまう。
これはガムは唾液では溶けないが、油脂に反応して溶ける性質を持っているためであり、チョコレートに含まれる油脂がガムを溶かすからである。