相槌を打つの意味とは?相槌の語源や由来も含めて簡単に解説。

この雑学では「相槌を打つ」という言葉の意味や、相槌の語源や由来について解説します。

雑学クイズ問題

「相槌を打つ」の語源となった職業はどれ?
A.和菓子屋
B.武士
C.鍛冶屋
D.農家

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

相槌を打つの意味とは?相槌の語源や由来も含めて簡単に解説。

実は難しい日本語

実は日本語は世界で扱われている言語の中でも難しい言語だとされているのはご存じでしょうか?
特に英語圏に住んでいる外国人にとって、日本語は習得難易度が最も高い言語にカテゴリされているそうです。

実際に日本人でも全ての漢字を書ける訳じゃないですし、慣用句などの意味を間違って覚えていたりしますよね。
今回は「相槌を打つ」という言葉についてですが、この「相槌を打つ」という言葉の意味についてはご存じの方は多いはず。

しかし、そもそも「相槌」とは何なのか、この言葉の語源や由来までご存じの方って意外と少ないんですよね。
「相槌を打つ」という言葉の意味や語源、由来についてわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。


相槌を打つの意味とは?

それではさっそく「相槌を打つ」という言葉の意味について解説していきます。
「相槌を打つ」という言葉について辞書などで調べてみると、以下のような意味の言葉であることがわかります。

・相手の話に調子を合わせて、受け答えをすること
・相手の話に合わせて受け答えの言葉をはさんだり、うなずいたりすること

簡単に言えば、話し相手が何かを話している時に「うん」や「そうだね」、といった言葉を挟むことを「相槌を打つ」と表現します。
相槌を打たないで無言で話を聞いていると、話し相手は本当に話を聞いてくれてるのか不安になりますし、一方的に話していないか心配になりますよね。

会話を一方的なものにしないためであったり、ちゃんと話を聞いている意思表示、または会話のテンポを良くするために「相槌を打つ」は重要なテクニックなのです。
「相槌を打つ」の意味については問題無く理解出来ましたよね?

相槌を打つの語源や由来とは?

続いて「相槌を打つ」という言葉の語源や由来について解説していきます。
「相槌を打つ」という言葉は江戸時代から使われていたようで、鍛冶屋が語源や由来となっている慣用句なのです。

鍛冶屋では熱した鉄を打つ時に「金槌(かなづち)」と呼ばれる、ハンマーのようなものを使いますよね。
そして、鉄を打って成形したり鍛えていく際には、職人が二人で息をあわせて鉄を打っていきます。

したがって「相槌を打つ」とは、鍛冶屋が鉄を打つ時に相手の呼吸に合わせて鉄を打つことだったんですね。
鍛冶屋で使われていた「相槌を打つ」という言葉が語源や由来となり、現代で使われている「相手の話に合わせて受け答えをする」という意味に転じていったのでした。

以上が「相槌を打つ」という言葉の意味や、相槌の語源や由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.鍛冶屋」でした!

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まとめ

「相槌を打つ」という言葉には「相手の話に調子を合わせて、受け答えをすること」「相手の話に合わせて受け答えの言葉をはさんだり、うなずいたりすること」という意味がある。
話し相手に話を聞いているという意思表示をするためや、会話のテンポを良くするために使われる。
「相槌を打つ」は江戸時代から使われている言葉で、元々は鍛冶屋で使われていた言葉だった。
鉄を打つ際に二人の職人が相手のタイミングを見ながら、槌を使って鉄を打つことから「相槌を打つ」という慣用句が誕生した。