この雑学ではダイヤモンドの硬さがどれぐらいなのか、ダイヤモンド以上に硬い鉱石について解説します。
雑学クイズ問題
ダイヤモンドより硬い鉱石はどれ?
A.ヘリオドール
B.ルベライトトルマリン
C.ロンズデーライト
D.パロットクリソベリル
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ダイヤモンドの硬さはどれぐらい?実はもっと硬い鉱石が存在する。
硬い鉱石の代表はダイヤモンド?
硬い鉱石の代表といえば「ダイヤモンド」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実際にダイヤモンドとても硬く、他の宝石と一緒に保管すると、ダイヤモンドによって他の宝石が傷ついてしまうと言われるほどなんです。
ダイヤモンドの硬さは「モース硬度」と呼ばれる数値で表され、ダイヤモンドは最高の「10」となっています。
ちなみに、他の硬い宝石だとルビーやサファイヤが「9」、エメラルドについては「8」となっています。
しかし、硬いことで有名なダイヤモンドですが、実際には割れやすい鉱石だってご存じでしたか?
「モース硬度」では確かに最高ランクの数値である「10」を出していますが、この数値と硬さはまた別物のようです。
硬いけど実は割れやすい
なぜダイヤモンドが硬いのに割れやすいのかについて解説していきます。
先ほど解説した「モース硬度」とはひっかいた時の傷など「表面の傷つきやすさ」を表す数値なのです。
特定方向への欠けや割れに対する強さを表す「じん性」については、ダイヤモンドはそこまで高い数値ではありません。
そのため、ハンマーなどを使えば人間の力でも簡単にダイヤモンドを割ることが出来るのです。
ちなみに、ダイヤモンドは炭素が結合した鉱石であるため、石炭などと同じように燃やすことが出来ます。
当然ですが、ダイヤモンドを燃やすためにはかなりの高温が必要となるため、調理中に指輪やネックレスのダイヤモンドが発火することはありません。
また、ダイヤモンドは特定方向からの衝撃には弱いですが、表面の硬さの数値である「モース硬度」においては他の鉱石を寄せ付けません。
そのため、他の宝石やガラス、またはダイヤモンドを磨きあげるための砥石として利用されています。
ダイヤモンドより硬い鉱石
最後にダイヤモンドよりも硬い鉱石について紹介します。
ダイヤモンドのモース硬度は10ですが、2018年時点ではこの数値を上回る鉱石が2つ存在しています。
まず一つ目は「ロンズデーライト」と呼ばれる鉱石であり、ダイヤモンドと同じで炭素からなる鉱石です。
その炭素原子の結晶の結びつき方から「六方晶ダイヤモンド」とも呼ばれており、本家ダイヤモンドよりも58%も硬いことが判明しています。
そして更に硬い鉱石が「ウルツァイト窒化ホウ素」であり、これが地球上でもっとも硬い鉱石です。
ダイヤモンドとほとんど変わらない構造をしていますが、いくつかの科学的な結合があり、その結合によってダイヤモンドよりも更に硬くなっているそうです。
以上がダイヤモンドの硬さがどれぐらいなのか、ダイヤモンド以上に硬い鉱石についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.ロンズデーライト」でした!
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まとめ
ダイヤモンドは表面の硬さを表す「モース硬度」で10という数値を出しており、かなり硬い鉱石であることがわかる。
しかし、特定方向からの衝撃にはそこまで強くないため、人間の力でもハンマーなどを使えば割ることが出来る。
表面はとても硬いことから、他の宝石などを磨く時やダイヤモンド自身を磨くための砥石として使われている。
ダイヤモンドよりも更に「モース硬度」が高いものには「ロンズデーライト」と「ウルツァイト窒化ホウ素」がある。