今回は「ゴルフが18ホールとなった理由」ということで、ゴルフの雑学を紹介します。
ゴルフ経験者の方はご存じかと思いますが、ゴルフは1ラウンドが18ホールとなっていますよね。
実際に18ホールを回るとかなりの時間が掛かりますが、なんと昔は22ホールだったそうなのです。
それでは、本来は22ホールだった1ラウンドが、なぜ18ホールという数に減少したのでしょうか?
ゴルフが18ホールとなった理由
それではさっそくゴルフの1ラウンドが18ホールとなった理由について解説していきます。
昔のゴルフコースは、特にホール数が決められていなかったことから、様々なホール数のゴルフコースが存在していました。
例えば、世界最古のゴルフコースとして有名な「リース・リンク」については7ホールでした。
ゴルフ発祥の国であるスコットランドの「モントローズ・ゴルフ・リンクス」も当初は7ホールだったそうです。
そして、最終的には25ホールという規模まで大きくなったそうです。
それでは、現在の18ホールはどこのコースが由来となっているのかというと、ゴルフ発祥の場所である「セントアンドリュースオールドコース」だとされています。
由来はスコットランドのコース
18ホールの由来となった「セントアンドリュースオールドコース」は当初22ホールありました。
しかし、広大なコースの一部を市に返還することになり、その影響から18ホールに減少されました。
他のゴルフコースも影響を受ける
「セントアンドリュースオールドコース」はイギリス国内で行われたゴルフチャンピオンシップの会場となりました。
このゴルフ大会では他のゴルフコースも使用されましたが、その中で最も評判が高かったのが「セントアンドリュースオールドコース」だったそうです。
この評判を聞き、他のゴルフコースも影響を受けた結果、18ホールのコースを作るようになったんですね。
それ以降、世界的にゴルフの1ラウンドといえば18ホールが定番となっていったのでした。
俗説のウイスキーにちなんだ説
俗説ではありますが、他にも1ラウンドが18ホールとなった理由について、説が存在しています。
スコットランドではウイスキーを飲みながらゴルフをしていたことを由来とする説です。
当時のスコットランドのゴルフ場は海が近くにあることから、強い風が吹いてとても寒かったそうです。
寒さで身体が動かなくなってしまうことから、プレイヤーは1ホールが終わる度にウイスキーを飲んでいました。
そして、ウイスキーの一瓶をちょうど飲み終わるのが、18ホールを回ったころだったそうです。
そのため、ウイスキーの一瓶を飲み終えるのを基準としてゴルフコースを18ホールで作るようになったとされています。
ゴルフ場で1ラウンド回るのにいくら時間がかかるからと言って、一瓶もウイスキーを飲めば常人はフラフラになってしまいますよね・・・。
以上がゴルフの1ラウンドが18ホールとなった理由についてでした。
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まとめ
ゴルフ場は1ラウンドが18ホールとなっているが、昔はゴルフ場毎にホール数が違っていた。
現在の18ホールの由来となったのは、スコットランドの「セントアンドリュースオールドコース」で当初は22ホールだった。
ゴルフ場の一部を市に返還することになったため、規模が縮小して18ホールとなった。
イギリス国内の大会で「セントアンドリュースオールドコース」の評判が良く、他のゴルフ場も影響を受けるようになったという理由で、1ラウンド18ホールが一般的となった。
ゴルフをプレーしながらウイスキーを飲み終えるのが、ちょうど18ホールを回った頃だったことが理由、という俗説も存在している。