サッカー選手が入場の時に子供と手を繋いでいるのはなぜ?

今回は「サッカー選手が入場の時に子供と手を繋ぐ理由」ということで、サッカーにまつわる雑学を紹介します。
サッカーの代表戦などを見ていると、選手がピッチに入場する時に子供と手を繋いでいる光景がお馴染みとなっていますよね。

子供が憧れのサッカー選手と手を繋ぐ体験ができるだけではなく、実は子供と入場をすること自体にも意味が込められているってご存じですか?
また、どのようにして子供が選ばれているかなどについても解説していきます。

サッカー選手が入場の時に子供と手を繋いでいるのはなぜ?

サッカー入場子供
それではさっそく「サッカー選手が入場の時に子供と手を繋ぐ理由」について解説していきます。
実はあの子供たちには正式名称があり「エスコートキッズ」と呼ばれています。

子供はエスコートキッズという名称

エスコートキッズは選手と手を繋いで入場した後は、国家斉唱が終わるまでは付き添います。
クラブチームや大会によって違いますが、エスコートキッズを担当する子供は小学生であることが多いようです。

また、場合によっては中学生から選ばれたり、幼稚園でも年長組ぐらいまでは選ばれることがあるそうです。
確かに、高校生の男の子がサッカー選手と手を繋いで入場する姿はあまり想像できないですよね。

そして、着用しているユニフォームは自前で用意するのではなく、きちんと大会の主催者側が用意してくれるようになっています。
子供がサッカーファンであれば最高の思い出になりますし、自分のお子さんがサッカー選手と一緒に歩く姿は、親にとっても最高の思い出になりますよね。

エスコートキッズに込められた意味

エスコートキッズは子供や親にとっても貴重な体験ですが、実は他にも意味が込められています。
エスコートキッズについては別名「フェアプレーキッズ」と呼ばれており、フェアプレーを象徴する存在なんですね。

サッカーはご存じのように激しいコンタクトスポーツのため、時には苛立ってしまい、わざと悪質なファールをしてしまうこともあります。
しかし、あくまでサッカーはスポーツのため「子供たちの前で恥ずかしくないように正々堂々と戦う」という意味を込めて、子供たちと入場しているんですね。

そして、手を繋ぐことによって、サッカーをプレーする者は皆仲間であるということをアピールする意味合いも込められています。
また、プロサッカー選手である以上、子供たちの夢を壊さないようなフェアプレーを心掛ける必要がありますよね。

エスコートキッズはいつから始まった?

それでは、エスコートキッズはいつから始まったのでしょうか?
実はエスコートキッズが導入された時期は、定かではありません。

ワールドカップにおいては、1998年に開催されたフランスワールドカップで初めてエスコートキッズが見られました。
しかし、それ以前にも国によっては既にエスコートキッズを導入しており、発祥はどこの国かも定かではないのです。

Jリーグでもエスコートキッズを導入しているクラブもあれば、導入していないクラブもあります。
このように、国やチームによってもエスコードキッズを導入する時期はバラバラになっているんですね。

エスコートキッズの募集方法

サッカー入場子供
続いて、エスコートキッズがどのように募集されているのかについて解説していきます。

日本のクラブチームの場合

まずは日本のクラブチームのエスコートキッズの募集方法についてです。
クラブチームによりますが、通常はクラブのウェブサイトやファンクラブ、またはスポンサーによって募集が行われています。

また、クラブチームの下部組織に所属している子供たちから選ばれる場合もあるそうです。
当然ですが、応募すれば必ずエスコートキッズに選ばれるということはなく、ほとんどの場合は抽選によって選ばれます。

そのクラブチームに人気にもよりますが、J1常連のチームなど、やはり人気のあるクラブチームの方が倍率はグッと上がります。
まずは、自分やお子さんが贔屓にしているクラブチームが、エスコートキッズを募集しているか調べてみてくださいね。

ちなみに「クラブチーム名+エスコートキッズ」などで調べると、募集状況などについて調べることが出来ます。

日本代表戦の場合

日本代表戦でもエスコートキッズが募集されています。
かなり大々的に募集されており、その大会を主催するスポンサーによって募集が行われています。

例えば、キリンチャレンジカップなどであれば、キリンがエスコートキッズの募集をしていますね。
応募方法についてはスポンサーのホームページに掲載されています。

ほとんどの場合は抽選によって決められますが、当然ながら代表戦ともなると抽選倍率がかなり高くなります。
近年ではサッカー代表への注目も高まっていますから、エスコートキッズに選ばれるのは今後も一握りの子供だけになるでしょうね。

もし興味がありましたら、贔屓のクラブチームや日本代表戦のエスコートキッズの募集状況を調べてみてくださいね。
以上が「サッカー選手が入場の時に子供と手を繋ぐ理由」についてでした。


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まとめ

サッカー選手の入場時に手を繋いで一緒に入場する子供たちは「エスコートキッズ」と呼ばれている。
別名「フェアプレーキッズ」とも呼ばれており、子供たちの夢を壊さないように正々堂々戦うという意味が込められている。
いつ頃からエスコートキッズが導入されたかは定かではないが、ワールドカップでは1998年のフランスワールドカップから導入されている。
クラブチームや日本代表戦で幅広くエスコートキッズが募集されており、多くは抽選によってエスコートキッズが採用される。