顔には鳥肌が立たない理由とは?実は見えていないだけなんです!

今回は「顔には鳥肌が立たない理由」ということで、人体にまつわる雑学を紹介します。
人の身体は寒気を感じたり、恐怖を感じたりした時には鳥肌が立つようになっていますよね。

腕や足などを見るとぶつぶつと鳥肌が立つ様子がわかりますが、不思議と顔については全く鳥肌が立つ様子がありません。
なぜ顔には鳥肌が立たないのか、鳥肌のメカニズムと共にわかりやすく解説していきます。

顔には鳥肌が立たない理由

顔鳥肌立たない理由
それではさっそく「顔には鳥肌が立たない理由」について解説していきます。
そもそも「顔には鳥肌が立たない」という考えは実は間違えであり、実際には鳥肌が立っているのです。

性格には、人間の顔の毛は他の身体の部位に比べて退化しているため、鳥肌が立っても見えていないだけなんですね。
仮に人間の顔にサルなどの動物のような毛がたくさん生えていたとしたら、腕や足の毛と同じように鳥肌が立って見えることになりますね。

顔の産毛が濃い人は、鳥肌が立った時に自分の顔をよく観察してみると、毛が立っている様子がもしかすると確認できるかもしれません。
そもそも、人間の身体はなぜ鳥肌が立つように出来ているのでしょうか?

鳥肌のメカニズム

続いて「鳥肌が立つメカニズム」について解説していきます。
鳥肌は特に寒さを感じたときに立つものですが、これは体内の熱を外に逃がさないためなのです。

人間の身体には無数の体毛が生えていますが、その体毛の一本一本に毛を立たせるための立毛筋と呼ばれる筋肉が備わっています。
人間の身体が寒さを感じると交感神経が刺激されて立毛筋が収縮するため、毛穴が閉じて体内の熱を外へと逃がさないようになるんですね。

この時、立毛筋が収縮することによって毛穴が盛り上がるため、鳥肌が立つと毛穴が盛り上がっているように見えています。
また、毛穴が立毛筋の就職によって毛穴から生えている体毛もピンと立った状態になるのです。

恐怖を覚えた時も同じ

人間は恐怖を覚えた時もブルブルと震えて鳥肌が立つようになっていますよね。
この原理も寒さを感じた時と実は同じで、恐怖を感じると交感神経が刺激されて興奮した状態になるからなんです。

交感神経が刺激されるということは、寒さの時と同様に立毛筋が収縮し、鳥肌となって身体に表れるのです。
動物の毛が逆立つ理由も、恐怖を感じた時や相手を威嚇するために交換神経が刺激されるからだと考えられています。

鳥肌の語源・由来

続いて「鳥肌」という言葉の語源・由来についてです。
ご存じの方も多いと思いますが、鳥肌が立って皮膚がぶつぶつとしている様子が、羽毛をむしった状態の鳥の肌に似ていることが語源・由来となっています。

英語の鳥肌は鶏ではない

鳥肌を英語で伝えようとした時に”chicken skin”あるいは”bird skin”と言っても、実は外国人には通用しません。
外国人の鳥肌といえば「ガチョウ」の肌のことを指すそうなんです。

ガチョウを英語にすると”goose”となることから、鳥肌は英語にすると”goose bumps”あるいは”goose pimples”となります。
英語圏に住む外国人と会話をする時には、ぜひ活用してみてくださいね。

以上が「顔には鳥肌が立たない理由」についてでした。


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まとめ

人間の顔には鳥肌が立たないのではなく、正確には鳥肌が立っているが見えていないだけである。
人間の体毛の一本一本には立毛筋が備わっており、寒さを感じると交感神経が刺激され、体内の熱を逃がさないように毛穴が収縮するようになっている。
また、恐怖を感じた時についても、交感神経が刺激されることから、寒さを感じた時と同じように鳥肌が立つようになっている。
鳥肌が立った様子が、羽毛をむしった鳥の肌ににていることが語源・由来となっている。