この雑学では、「アットマーク」の意味と意外な語源について解説します。
雑学クイズ問題
(@(アットマーク)」は英語圏でなんと呼ばれている?
A.クッキー
B.アルマジロ
C.カタツムリ
D.ロールケーキ
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
アットマークの意味と語源、あなたは知っていますか?
当たり前のように使われている@(アットマーク)
皆さんは「@(アットマーク)」というと何を思い浮かべますか?
一昔前から当たり前のように使われている記号ですよね!
「@(アットマーク)」といえば、まずはメールアドレスを想像する方が多いのではないでしょうか?
Twitterをやっている方ならご存じかと思いますが、リプライを返す時にも「@(アットマーク)」が使用されていますよね。
しかし、普段当たり前のように使っている「@(アットマーク)」ですが、ちゃんとした意味があるのはご存じでしょうか?
まずは、その意味について解説していきます。
アットマークの意味
「@(アットマーク)」には実は正式名称があり、「単価記号」が正式名称となります。
意味について調べると、以下の内容であることがわかります。
・単価…で。…につき。
具体的には、「商品7個 @ $2 = $14」(商品7個 各単価2ドル 小計14ドル)のように用いられます。
このようにただの記号ではなく、ちゃんとした意味がある記号なのです。
それでは、この「@(アットマーク)」はどのように誕生したのでしょうか?
その語源について解説していきます。
アットマーク)の語源とは?
「@(アットマーク)」の語源は諸説ありますが、最も有力だとされている語源について紹介いたします。
おそらくほとんどの方が、英語の「at」が語源になっっていると思っているかと思います。
しかし、実は語源はラテン語の「ad」だとされているのです。
ラテン語の「ad」について解説すると、英語では「at、to、for」などを意味する言葉です。
それでは「@」という記号はどうやって誕生したのでしょうか?
一説では、中世の修道士が「a」の周りに「d」を書いたのが始まりだとされています。
当時はコピー機などが存在しなかったことから、聖書を複製する際には手書きで書き写していました。
気が遠くなるような大変な作業ですよね。
しかし、その過程で「略記表現」が発達して、「ad」が略されて「@」となっていったのです。
なぜメールアドレスで使用されるようになった?
どのようにして「@(アットマーク)」が誕生したのかはわかりましたが、メールアドレスとしてはいつ頃から使われていたのでしょうか?
実は電子メールはかなり昔から存在しており、1971年にレイ・トムリンソンという人物が2台のコンピュータ間で電子メールを送信するという実験を行ったのがきっかけだったそうです。
そして、Aという端末からBという端末に電子メールを送る際に、Aという端末に自分ではない端末ということを認識させるため、「@」を使用したのが始まりだとされています。
それからメールアドレスには「@(アットマーク)」が使われる事が定着していったのでした。
アットマークの様々な呼び方
「@」の呼び方については、「アットマーク」と呼ぶのが一般的ですが、これはあくまで日本国内の呼び方であり、実は世界共通ではありません。
英語圏では、「at sign」や「at symbol」と呼ばれています。
更に、世界各国には面白い呼び方がたくさんあるので、紹介します!
英語
cyclone … サイクロン
snail … カタツムリ
フランス語
arobase … アロバズ(質量の単位)
escargot … エスカルゴ
スペイン語
arroba … アローバ(質量の単位)
ドイツ語
Klammeraffe … クモザル
オランダ語
apenstaartje … 猿のしっぽ
ロシア語
собака … 犬
以上がアットマークの本来の意味や海外での呼称についてでした。
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.カタツムリ」でした!
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まとめ
「@(アットマーク)」の正式名称は「単価記号」であり、意味は「単価…で。…につき。」という意味になる。
語源はラテン語の「ad」とされている。
「@」の形は、中世の修道士が聖書を書きうつす際に、「a」の周りを「d」で囲むという略記表現を使った事から生まれたとされている。
メールアドレスで使われるようになったキッカケは、1971年に電子メールの実験を行う際、「自分の端末ではない」という意味で使ったことである。
英語圏では「at sign」や「at symbol」と呼ばれていて、世界では色々な表現で呼ばれている。