この雑学ではラクトアイスなどのラクトという言葉の意味やアイスの雑学について解説します。
雑学クイズ問題
ラクトアイスのラクトはどういう意味?
A.冷たい
B.乳
C.氷
D.固めた
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ラクトアイスのラクトの意味とは?その他のアイスの雑学も紹介。
実はアイスにも分類がある
皆さんはアイスクリームを普段から食べていますか?
夏の暑い時期に食べるアイスクリームももちろん美味しいですが、冬に暖かい部屋の中で食べるアイスクリームもとても美味しいですよね。
なんと寒い冬場でもアイスクリームの売り上げは落ちることが無く、夏にはガリガリ君などのサッパリ系、冬には味が濃厚なアイスクリームの売り上げが伸びるそうです。
このようにアイスといっても色々な種類のものがあり、時期によって売れるものも違いますが、その中で「ラクトアイス」というものを見かけたことはありませんか?
スーパーやコンビニに売っているアイスのパッケージを見ると「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」など分類があることがわかります。
それではラクトアイスとはどういう意味なのか、また他の種類のアイスとの違いは何なのでしょうか?
ラクトアイスのラクトの意味は?
それではさっそくラクトアイスの「ラクト」という言葉の意味について解説します。
ラクトという言葉はラテン語で「乳」を意味する言葉であり、つまりラクトアイスは乳で作られたアイスということがわかります。
しかし、アイスの分類にすでに「アイスミルク」というものが存在しているため、ラクトアイスもアイスミルクも同じものなんじゃないかと思ってしまいますよね。
実は日本では厚生労働省によってアイスクリームの分類について、以下のような定義が存在しています。
アイスクリーム・・・乳固形分が15.0%以上、乳脂肪分が8.0%以上のもの
アイスミルク・・・乳固形分が10.0%以上、乳脂肪分が3.0%以上のもの
ラクトアイス・・・乳固形分が3.0%以上のもの
氷菓・・・乳固形分がラクトアイスよりも低い、もしくは入っていないもの
このように、ラクトアイスとはアイスミルクは乳固形分がアイスミルクよりも少なく、乳脂肪分も低いか含まれていないものだということがわかります。
分類上ではアイスクリームが濃厚な味わいのもので、ラクトアイスは乳固形分が使われているアイスの中ではさっぱりとした味わいのものとなります。
昔はアイスクリームが超高級品
現代ではアイスクリームは庶民的なものとなっており、少し高価なハーゲンダッツでも手が出ないほどの値段ではないですよね。
ところが、アイスクリームが販売され始めた明治時代初期のころはアイスクリームが超高級品だったのです。
その値段は現在の貨幣価値に換算すると一人前で8000円もしたそうなのです。
さすがに庶民が簡単に手を出せる値段ではなかったため、アイスクリームの食文化が明治初期に定着することはありませんでした。
更に言えば、そのころに作られていたアイスクリームは材料が高級品だったわけでもなく、生乳や砂糖、卵黄を使ったいたってシンプルなものだったそうです。
現在では簡単に大量生産できるアイスですが、製造が難しく保存も難しいアイスは材料がシンプルでも超高級品だったのかもしれませんね。
以上がラクトアイスなどのラクトという言葉の意味やアイスの雑学についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.乳」でした!
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まとめ
ラクトアイスのラクトとはラテン語で「乳」という意味の言葉である。
アイスは厚生労働省により「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」と分類されている。
ラクトアイスは乳固形分が3.0%以上、10.0%未満、乳脂肪分が3.0%未満のものとされている。
明治時代初期のころは現在の貨幣価値に換算すると一人前のアイスが8000円ほどだった。