正月に凧あげをする由来
現在ではほとんど見かけなくなりましたが、正月にする定番の遊びの一つに「凧あげ」がありますよね。
電線などがそこら中にあったり、敷地の広い公園もそんなにないことから凧あげをする機会はほとんど無くなってしまいましたが、この時期には巨大な凧をあげる大会などが開催されています。
そもそもなぜ正月に凧あげをするのか由来を知っていましたか?
実は凧あげはもともと日本の風習ではなくて、平安時代に中国から伝わったものだとされているんです。
平安時代には貴族などの一部の上流階級が行われていましたが、やがて庶民的なものとなっていき、正月の定番の遊びとなりました。
「立春の季に空に向くは養生の一つ」と考えられていた事から、凧あげはその年の健康と幸運を願って行うものだったんですね。
また、凧あげをした時に凧が空高く上がればあがるほど、子供は元気に育つとされています。
正月にコマ回しをする由来
凧あげ以外にも正月に行われる定番の遊びとして「コマ回し」がありますよね。
実はコマ回しについても中国から日本へと伝わったとされていて、中国から朝鮮半島の高麗(コマ)へと伝わり、それが日本へと伝わったことから「コマ」という名称になったとされています。
そして、日本に伝わってきたコマは「鳴りゴマ」と呼ばれる回転中に音の鳴るコマでした。
このコマの音は悪霊を退治する効果があると考えられていたため、邪気払いのためにコマ回しを行っていたそうです。
病気についても悪霊が運んでくるものだと考えられていた事から、新年のはじめにコマ回しをすることによって悪霊を払い、その年を健康で過ごそうという願いが込められていたんですね。
以上が正月の雑学でした、いかがでしたか?
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