書き初めの由来と面白い雑学、1月2日の今日は何の日?

弘法にも筆の誤りの由来

「弘法にも筆の誤り」ということわざがあり、その意味は「その道の達人だったとしても失敗することがある」という意味になっていますよね。
弘法大師のような書の達人だとしても失敗するのだから、誰にでも失敗はあるということなんですが、弘法大師は一体どのような失敗をしてしまったのでしょうか。

当時から書の達人として有名だった弘法大師は、天皇から京都の応天門の額を書いてほしいという依頼を受けました。
その以来を受けて弘法大師はさっそく額に「応天門」と書いたのですが、「応」という漢字の「心」の部分の点を一つ書き忘れてしまったのです。

弘法大師ほどの達人ですらこのような初歩的なミスをしてしまったことから「弘法にも筆の誤り」ということわざが誕生したのでした。
ちなみに、誤字のまま応天門に額が飾られてしまったのですが、弘法大師がその額に向かって筆を投げつけて「心」の点をつけたしたという逸話も残っています。


半紙は何が「半」なの?

書道で使われている「半紙」についての雑学です。
書道で文字を書く時に使われている「半紙」という紙ですが、そもそもなぜ「半分の紙」と書いて「半紙」という名前なのか考えたことがありますか?

昔はこの「半紙」を作成するために「簀(す)」と呼ばれる、紙を漉(す)くための道具が使われていました。
その「簀」のサイズは「一尺三寸×二尺三寸(約39cm×約70cm)」と決まっていたそうです。

昔はこのサイズで作られていたものを「全紙」と呼んでいて、この半分のサイズのものを「半紙」と呼んでいたのです。
やがて、「半紙」そのものを作るサイズの「簀」が登場するようになり、最終的に半紙のサイズは現在の33.4cm×24.2cmというサイズに落ち着いたのでした。

以上が書道の雑学でした、いかがでしたか?

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