針供養の日の由来と面白い雑学、2月8日の今日は何の日?

2月8日の「今日は何の日?」は「針供養の日」です。
また「針供養の日」にちなんで「針供養の意味」「針供養の由来」など針供養にまつわる面白い雑学を紹介します。

2月8日は針供養の日

今回は「針供養の日」について解説していきます!
そもそも「針供養って何?」という人も多いのではないでしょうか?

「針供養」は折れた針を豆腐やこんにゃくなどの柔らかい物に刺して供養する行事となります。
それでは「針供養の日」ということで針供養について詳しく解説していきます!

針供養の意味

針供養は読んで字のごとく「針を供養する」という目的で行われます。
現在では裁縫をする人も減ってきましたが、昔は針仕事をする女性の人が多い社会でしたし、服なども自分で当たり前のように縫っていました。

そんな「日頃から使用している針に対して感謝の気持ちを示して労をねぎらう」ために針供養が行われているんですね!
針供養は豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺す行事と説明しましたが、これにも意味があります。

日頃から使われていた針は固いものなどにも刺されて弱った結果折れましたよね。
そのため、「最後ぐらいは柔らかいものに刺してあげることにより楽をさせてあげよう」という意味が込められています。

基本的にはお寺などで行われている行事ですが、一般的な家庭では川や海に流したり、土に埋めて供養することもありました。
しかし、この方法については人が踏む危険性も高いため、避けた方がよいでしょう。

針供養の由来

針供養は中国の風習や日本独自の風習が交わって生まれた風習だとされています。
江戸時代に中国から「社日(しゃにち)に針線を止む」という習わしが日本に伝わりました。

社日とは「生まれた土地の守護神を守る日」、針線は「針と糸・裁縫・針仕事」のことです。
つまり、守護神を守る日には針仕事をやめましょうという風習ですね。

この風習に日本の「事八日(ことようか)」という風習が交わりました。
事八日(ことようか)は「事始め」「事納め」とも呼ばれている風習で、昔は「事始め」から農業などの仕事を始めると縁起がよいとされ、「事納め」に1年の締めくくりをしていました。

「事八日(ことようか)」は農業以外にも針仕事も休む日とされているため、針仕事を休む日にあわせて針供養が行われるようになりました。