トンネルの照明が消えている理由
車でトンネルの中を走っていると、照明が消えてしまっているのを時々見たことがありませんか?
筆者も管理がしっかりされていないのかな?という思いで見ていましたが、あれは停電しているわけではなく敢えて消しているのです。
敢えて消している理由は車のドライバーの安全を守るためです。
トンネルと外では明るさに差があるため、トンネルに入った時やトンネルを出た後に目がくらむ可能性があります。
トンネルの照明を消したり暗くしたりする事によって、ドライバーの目をなるべく慣れさせて目が眩まないように工夫した結果なのでした。
トンネルの照明がオレンジ色なのはなぜ?
建物に使われるの照明は白色が主流なのに、なぜかトンネル内の照明はオレンジ色ですよね。
これにも理由があり、昔に使われていたオレンジ色の照明がそのまま残っているためなのです。
オレンジ色の照明は低圧ナトリウム灯と呼ばれるもので、以前のトンネルは排ガスが充満していたため光の届きやすいオレンジ色の照明を採用していました。
また、通常の蛍光灯では気圧の変化によって明度が変わってしまう事もあるため、気圧の影響を受けにくい低圧ナトリウム灯を使っているのも理由の一つです。
最近ではトンネル内の換気が行き届くようになっているため、新しいトンネルは蛍光灯が採用されて照明が白色になっている事が多いです。
低圧ナトリウム灯よりも蛍光灯の方が電気代も安く寿命も長いため、気圧による影響がない限りは現在は蛍光灯を使用しているそうです。
以上がトンネルの雑学でした、いかがでしたか?
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