国際結婚の日の由来と面白い雑学、3月14日の今日は何の日?

日本で最初の国際結婚

日本の法律上における最初の国際結婚は1873年のことでした。
長州藩のイギリス留学生南貞助とイギリス人女性ライザ・ピットマンの結婚が明治政府へ届け出され、認められたことにより日本で最初の国際結婚は成立しました。

結婚自体は南貞助の留学先であるイギリスで1872年には行われていたそうです。
しかし、国際結婚第一号であったこの夫妻はのちに離婚することとなりました。

法律上の国際結婚でないのであれば、1869年に尾崎三良という人物が英国でイギリス女性と結婚しています。
しかし、政府へ届け出されたのが1880年だったため、日本の法律上で婚姻が認められたのは1880年のことでした。

江戸時代以前にも実質的な国際結婚はあったそうですが、どれも日本の政府に正式に認められたものではなかったそうです。


日本初の国際的な玉の輿!?

玉の輿に憧れる女性も多いのではないでしょうか。
国際結婚による初めての玉の輿は「クーデンホーフ・光子」という人物だと考えられます。

大使公邸の小間使いとして働いていた光子は、オーストリアの駐日大使であるハインリヒが落馬した際に彼の手当てをしました。
この事をきっかけとして2人の距離は接近することとなり、この出会いから約1年後である1893年に国際結婚を果たしました。

周囲には大反対を受けていたため、光子は実家を勘当されることになり、日本で4年の月日を過ごした後は、ハインリヒの祖国であるオーストリア・ハンガリー帝国へ渡りました。
ハインリヒは貴族であるために、身分の差がありなおかつ日本人である光子は周囲から冷たい視線を浴びました。

しかし光子は貴族であるハインリヒの妻を務めるのにふさわしい女性となるために、語学やヨーロッパの歴史から風習などを必死に勉強しました。
その後は第一次世界大戦をきっかけとして日本とオーストリアは敵国となってしまいますが、光子はそのままオーストリアに留まり、看護のために赤十字で奉仕活動を行いました。

玉の輿と聞くと聞こえはいいですが、なかなか壮絶な人生を過ごしていますよね。
貴族の妻として努力を惜しまず自分を磨き続けたクーデンホーフ・光子こそ玉の輿に相応しく、日本を代表する大和撫子だったといえるでしょう。

以上が国際結婚の雑学でした、いかがでしたか?

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