温度計をうちわで煽いでも温度は変わらない
皆さんは室内に温度計を設置していますか?
ペットなどを飼っていて室温の管理をしなければならない場合には必須のアイテムですよね。
温度計は温度計の周辺の気温を計っていることから、うちわなどで扇げば当然温度計の温度も下がると思われがちですが、実は温度計に表示される温度は変わらないって知っていましたか?
うちわを使うことによって確かに風は発生しますが、この風はあくまで室内にある空気を移動させただけであり、空気の温度が変化したわけではないので、温度計に表示されている温度も変化しないのです。
人間がうちわの風にあたると涼しさを感じるのは、皮膚の汗が冷やされて蒸発して、皮膚の温度が下がっているためです。
温度計に中の赤い液体は何?
温度を測定する際に温度計の中にある赤い液体が上下しますが、あの赤い液体の正体を知っていますか?
よく温度計の赤い液体には水銀が使われていて、水銀は命にもかかわる危険な物質だから注意が必要だと言われていますが、実は最近の温度計にはあまり水銀は使われていないんです。
理由はもちろん水銀が危険な物質であることと、値段も高価であるためです。
最近の赤い液体が使われているいわゆる液体温度計には、エチルアルコールと呼ばれるアルコールが使われています。
エチルアルコールは温度によって熱膨張するため、温度が高くなると赤い液体が膨張して液体がどんどん上部へと昇っていくのです。
また、エチルアルコールは赤色に着色することが容易なため、現在の液体温度計には重宝されているそうです。
以上が温度計の雑学でした、いかがでしたか?
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